5000万円の資産運用を成功させる流れと具体的な投資先

資産形成

2019-1-26

今回は、5000万円の資産運用の方法と運用の際どんなところを注意すればいいか確認していきましょう。

「5000万円の余剰資金があるが、資産運用を行うべきだろうか」

「1億円を目指したいが、どのように運用すればいいのか」

そのような疑問について解説していきます。

 

まず、5000万円以上の金融資産を持っている人は、日本にどのぐらいいるのかを見ていきましょう。

1、富裕層とは

 

野村総合研究所では、純金融資産(預貯金・株式・債券・投資信託・一時払い生命保険・年金保険)を基に、わが国の総世帯を5つの階層に分類して、世帯数と資産保有額を推計しました。(下図)

出典:NRI

資産5000万円以上1億円未満は「準富裕層」に分類されます。

世帯数では5.95%、金融資産で17.48%を占めています。

今後の資産運用としては、一般的にお金持ちを指す富裕層(1億円以上)を目指したいところです。

ただし、積極的にリスクを取りにいくというのはおすすめできません。

富裕層と呼ばれる人たちは、積極的な攻めの投資より守りの投資を上手に行っていると言われています。

これから5000万円の資産運用を行う際には、次の2つのポイントに注意して行いましょう。

2、5000万円の資資産運用で気をつけたいこと

 

(1)増やすだけなく、守ることも意識する

資産が少ないうち(1000万円未満)は、株の信用取引や FX・仮想通貨などでレバレッジをかけて大きなリターンを目指するのもいいでしょう。

ただし、それは投資ではなく投機となります。

投機では、年率20~30%以上、相場環境がよければ2倍、3倍といった大きなリターンも可能です。

しかし、資産が半分になるリスクも抱えるので、5000万円以上の金融資産を持っている場合には投機は控えた方が無難です。

 

5000万円以上の資産運用では、攻めの投資だけではなく守りの投資も重要です。

目先のリターンばかりではなく安全性にも注意して運用を行っていきましょう。

 

(2)インフレ対策が必要

日本はバブル崩壊以降、長らくデフレが続いているため、貨幣価値が上がる一方で、物価は下がり続けていました。特に資産運用を行わないでもお金の価値は下がりませんでした。

 

しかし、日銀は2013年1月の金融政策決定会合でインフレ目標を定め、異次元の金融緩和を続けています 。現在はまだ目立った効果は出ていないものの、今後デフレからインフレに転換してもおかしくありません。

 

インフレというのは、モノの値段が上がっていくことですから、5,000万円の金融資産を持っていても、インフレにより実質的な価値は目減りしてしまいます。資産運用で不動産や株式など「物的資産」に投資をすることにより、インフレ対策になるのです。

 

日銀は2%の物価目標を掲げています。最低でも年率2%以上のリターンは目指しましょう。

3、5000万円の資産運用方法

 

それでは、実際にどのような資産運用を行っていけばいいのでしょうか。

リスクを抑えながら安定的な利回りを確保するためには、「分散投資」を行う必要があります。

(1)分散投資とは

分散投資には次の3つがあります。

 

出典:金融庁

①資産の分散

金融商品には株式や債券・不動産などを様々なものがありますが、常に同じ値動きをするわけではありません。

例えば株式と債券では異なる値動きをすることが多いといわれています(株式が値上がりすると債券は値下がりする等)。

こうした銘柄の値動きの違いに着目して異なる値動きをする銘柄を組み合わせるのが「資産の分散」です。

②地域の分散

投資対象を国内だけではなく、国内と海外、あるいは先進国と新興国というように異なる国や地域の資産や通貨を組み合わせて投資を行うことで、リスクを減らすことができます。

③時間の分散

一度に多額の資金で購入してしまうと高値づかみをしてしまう恐れがあります。

しかし、複数回に分けて買付けを行うことにより買付単価が平均化され、短期的な値下がりが生じても損失を軽減させることが可能になります。

国内外の株式や債券に分散投資することを「伝統的4資産」と呼んでいています。

伝統的4資産に投資資金を振り分けることで、基本的な国際分散投資が可能になります。

 

出典:日興証券

以下のグラフは、1969年末を100として「国内外の株式・債券」にそれぞれ25%ずつ投資したものです。他の商品に単独で投資した場合に比べ上下のブレが少なく、安定的な利益を得られたことがわかります。

 

 

出典:大和証券

 

(2)モデルポートフォリオはGPIF

それでは実際にどのように資産配分(ポートフォリオ)を行えばいいのでしょうか。

一つの例として、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)を参考にすることをおすすめします。

 

2018年現在、GPIFの基本ポートフォリオは以下のようになっています。

 

出典:GPIF

GPIFは我々の年金を運用するので、長期的な観点から安全かつ効率的な運用を行うため、各資産を組み合わせた資産構成割合を「基本ポートフォリオ」と定めています。

保守的な運用を行いながら中長期的なリターンを目指す組み合わせです。

 

それでは、GPIFのパフォーマンスはどうなっているのでしょうか。以下の図をご覧ください。

 

出典:GPIF

2001年のからの収益率は+3.33%(年率)となっています。

基本ポートフォリオは適宜見直しをされていますが、リスクを抑えながら安定的な収益を確保しているのがわかります 。

 

5000万円のポートフォリを組む場合、自分ですべての銘柄を選ぶのは大変です。プロに運用を任せられる投資信託を利用するのが良いでしょう。

投資信託なら、国内株式でも複数の銘柄を組み入れているので分散効果が上がります。

 

(3)複利計算で用いる「72の法則」とは?

GPIFの基本ポートフォリオと同じ割合で資産を運用して5000万円の資金を1億円にするには何年かかるでしょうか?

 

計算は複利で行います。複利とは、株の配当や債券の利息、投資信託なら分配金を、再度運用に回すことです。いわば、「利息が利息を生む」状態となります。

 

複利は厳密な計算法もありますが、今回は「72の法則」を利用します。

 

「72の法則」は、資産を倍にするために必要な年数を計算するために、「72」を予定運用利回りで割ったものです。簡易的な手法ですが資産を倍にする目安になります。

 

3%で運用を行った場合、5000万円を倍の1億円にするには

 

72 ÷ 3 =24

 

つまり、24年かかる計算になります。

 

「リスクを抑えながら安定的に運用したい」投資家は基本ポートフォリオで時間をかけて、ゆっくりと資産を増やしていくと良いでしょう。

 

「もう少しリスクを取ってリターンを増やしたい」という投資家は、株式の比率を上げるようにします。

 

その際に、独立系ファンドに運用を任せる方法もオススメです。

 

運用のプロに任せることで、分散効果も上がり長期的かつ安定的な資産運用が可能になるからです。

 

独立系ファンドとしてはIron Oxe(アイアンオックス)社があります。近年注目されているアクティビストファンドです。

4、アクティビストファンドのIron Oxe(アイアンオックス社)とは

Iron Oxe Associates LLC

アクティビストとは、ある会社の株式を一定以上取得し、経営に対して積極的に提言を行うことで企業価値の向上を狙う投資家のことです。

(1)アクティビストファンドの戦略

アクティビストファンドの戦略には、主に次の3つの戦略があります。

①資本構成の改善

PBR(株価純資産倍率)が1倍を割っている、または必要以上にキャッシュフローを保有する資本効率悪い企業に対して、配当の引き上げや自社株買いを行うように要求します。

②コーポレートガバナンス(企業統治)の徹底

コーポレートガバナンスが機能してないと判断する企業に対して、ガバナンスの改善や取締役会又は経営陣の交代を要求します。

③事業戦略の見直し

業績が低迷している企業や、非効率な経営を行う企業に対して戦略の見直し、事業の分社化や事業戦略に関する提言を行います。

(2)アイアンオックス社のパフォーマンスは?

アイアンオックス社の過去3年間のパフォーマンスは以下のようになっています。

出典:Iron Oxe

 

3年間の平均は30.25%。以下の図(世界の株式収益率)を見ると、先進国27%、新興国30.7%に匹敵するパフォーマンスとなっています。日本株は9.5%ですから、大きく上回っているのが分かります。

 

出典:J.P.Morganアセットマネジメント

 

このように高パフォーマンの独立系ファンドを組み合わせることで、リターンの向上が見込めます。

ただ、基本は「分散投資」です。国内株式から10%をアイアンオックス社に資産配分する、もしくは外国株式と国内株式から5%ずつアイアンオックス社に資金を回すなど、必ずリスク資産の割合は一定量をキープするようにしましょう。

5、まとめ

今回は、5000万円を1億円にする資産運用方法をご案内してきました。

「分散投資」によりリスクを抑えながら、安定的なリターンを目指すようにしましょう。

そして、リスク資産である株式でより積極的に運用するには、アイアンオックス社などの独立系ファンドを利用することをオススメします。

この記事が1億円を達成するお役に立てたら幸いです。

 

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