オルタナティブ投資の重要性とメリット・デメリット

資産形成

2018-11-26

投資とは、数多くの人々が興味を持ち、手を出してみたいと感じているものです。

しかし、投資の初心者にとっては何から手を付けてよいのかわからないことでもあり、なかなか踏み出すことができないもののひとつにも当てはまるでしょう。

 

投資の方法のひとつとして、オルタナティブ投資という投資の方法が近年注目を集めてきています。

投資の初心者にとっては、聞きなれていない投資の方法であり、どのような特徴やメリットがあるものなのかわからないでしょう。

そして、オルタナティブ投資の方法を知ったとして、自分で手を出すことができ、ひいては利益を出すことができるものなのかも気になるところです。

今回は、オルタナティブ投資とは何なのか、そしてどのような方法があり、メリット・デメリットは何なのかについて説明します。

1、オルタナティブ投資とは

 

オルタナティブ投資とは、代替投資とも呼ばれており、近年注目を集めている新しい投資方法のひとつです。

そもそも、オルタナティブ投資のオルタナティブとは、英語で「代替可能な、代わりの、代替の、既存のものに代わる」といった意味合いを持つ言葉です。

 

そのことからも、オルタナティブ投資とは、これまで存在していた投資方法に代わるような投資方法ということができます。

従来の投資方法は、ある程度限られてきていました。上場株式や債券などといった伝統的な資産の運用によって行うものが従来の投資方法であり、多くの人々が想像するものです。

 

オルタナティブ投資とは、その言葉の意味の通り、従来の伝統的な資産と呼ばれるもの以外を新しい投資対象とした場合や新しい投資方法として収益を望んだ場合に用いられます。

具体的な投資対象はいくつか存在しており、ヘッジファンドやプライベート・エクイティ、コモディティ、さらに不動産取引などをあげることができます。

 

オルタナティブ投資の存在自体は、古くから存在していましたが、日本において本格的に活用されるようになったのは2000年を過ぎたころといわれています。

法整備が進むにつれて日本の機関投資家たちも、ヘッジファンドやプライベート・エクイティなどといった投資方法を行うようになり、オルタナティブ投資の方法を拡大していきました。

 

また、年金積立金管理運用独立法人が公的年金の運用において、オルタナティブ投資を活用していることでも知られるようになってきた投資です。

オルタナティブ投資は、登場した当初は機関投資家などといった一部のプロの運用家だけが行う投資商品でしたが、その方法が多種多様に増えてきています。

小口投資が可能な商品も増えてきており、個人投資家の間でも広がってきたことにより、活用する人々が徐々に増えてきている期待の高まる投資商品のひとつです。

2、オルタナティブ投資の特徴と重要性

 

オルタナティブ投資は、従来の伝統的な資産を用いた利益獲得をする投資商品ではありません。

新たな投資対象を用いた投資商品であり、商品の種類も利用人口も徐々に増えつつある現状です。

株式や債券などといった伝統的な資産を用いない投資商品ということで、注目を集めていますが、ただ新しい方法だからと注目を浴びているわけではありません。

オルタナティブ投資には、従来の投資方法にはない特徴があり、重要性も高いので注目を浴びているのです。

 

オルタナティブ投資の特徴のひとつは、リスクを分散して投資をすることによって、資産防衛を図ることができるという点です。

投資というものは、必ずしも恒常的に利益を得ることができるものではありません。

何らかの理由によって資産が減少する可能性も高いものです。

従来の株式や債券などといった伝統的な資産を用いた場合、急落や市場の混乱により資産が減少する可能性は高く、その危険性を減らすためにオルタナティブ投資を活用することができます。

 

市場の低迷や混乱の影響を受けにくい資産を活用する方法がオルタナティブ投資です。

伝統資産だけで構成された投資の危険性を知り、リスクヘッジをすることができるという点が特徴であり重要性です。

また、単純に投資対象や方法が増えるという点も特徴であり重要性の高い点です。株や債券以外の投資は、すべてオルタナティブ投資に該当します。

多種多様の資産を持っている場合、その資産の価値がなくなってしまうことは一種の恐怖です。

多くの金銭を所有していたとしても、市場価値が崩れてしまった場合などは単なる紙切れへと変貌する可能性があります。

オルタナティブ投資では、保有資産を多種多様にすることができることによって資産防衛を図ることができます。分散投資、資産の多様性によるリスクヘッジがオルタナティブ投資の特徴です。

 

そして、景気や市場の影響を受けにくいという点も特徴です。伝統的な資産だけを用いた投資を行っている場合、景気や市場の状況に自身の状況がダイレクトに影響を与えます。

オルタナティブ投資をあわせて行っていれば、市場が低迷していたとしても、市場に影響を受けにくい資産で投資を行い資産を守ると同時に増やすことができます。

分散投資を行うことによって、資産全体の向上を目指すことができるという点が特徴であり重要性です。

3、オルタナティブ投資の方法

 

オルタナティブ投資の具体的な手法は、ヘッジファンドやプライベート・エクイティ、コモディティ、不動産などが知られています。

ヘッジファンドとは、機関投資家や富裕層などから集めた資金を、通常の株式や為替の売買をはじめとした様々な方法によって運用することです。

投資信託などとは異なり、どのような状況であっても収益を狙うという絶対収益追求が特徴の投資方法になります。

プライベート・エクイティとは、未上場企業の株式のことであり、これらを上場前に取得して、事前に企業価値をあげてから他者に売却したり、上場後に売却することを指しています。

自社株式を会社経営陣がプライベート・エクイティすることもあります。また、ベンチャーキャピタルや事業再生系ファンドもプライベート・エクイティに該当するので多種多様ということが可能です。

コモディティとは商品のことであり、様々な商品を商品先物市場で取引される際に投資することがコモディティです。対象となる商品は多種多様であり、原油などのエネルギーをはじめとして金・銀・プラチナなどの鉱物・貴金属、トウモロコシや大豆などの穀物といったものが該当します。

比較的身近に行われている不動産投資も、オルタナティブ投資のひとつです。

4、オルタナティブ投資のメリット

 

オルタナティブ投資のメリットは、オルタナティブ投資の特徴と重要性と大きくかぶります。

様々なメリットが存在しており、メリットを理解したうえで行うことで、無駄のない投資をすることが可能となります。

ひとつ目のメリットは、投資の種類が多種多様であり、分散投資をしてリスクを減らすことができるということです。

リスク管理をして資産を守ることができます。

リスクヘッジと同時に、投資機会が多く、チャンスが拡大しているということもメリットです。

多種多様なオルタナティブ投資を活用すれば、様々な投資機会に恵まれ、様々な手法で利益を得ることが期待できます。

また、株式や債券などといった伝統的な資産が影響を受ける相場や市場の影響を受けにくいという点もメリットです。

影響を受けにくい投資を行うことによって、市場が低迷している場合でも利益を見込むことができます。

5、オルタナティブ投資のデメリット

 

オルタナティブ投資は、様々なメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。

デメリットを理解しないまま投資を始めてしまうと、よくわからないままリスクに巻き込まれてしまうので、どのようなデメリットがあるのかをよく知っておくことが重要です。

 

デメリットのひとつが、オルタナティブ投資の種類が多種多様でなじみのないものが多いということです。

投資方法の豊富さはメリットにもなりえますが、なじみのないものであれば、忌避感が先に来てしまいます。

 

また、伝統的な資産運用に比べて仕組みが複雑でわかりにくいということもデメリットです

オルタナティブ投資は、従来では投資対象にならなかったものを投資方法を工夫することにより代替効果を生み出しているものです。

そのため、投資の仕組みがなじみがなく複雑なものになっています。

複雑であるからこそ人手が必要となり、投資コストがかかるということがデメリットとなります。

そして、流動性が低く、現金化に時間がかかるということもデメリットになります。

オルタナティブ投資では、不動産や技術などといった容易に売買することができないものも含まれています。

すると、取引がなかなかされず流動性が低いため、現金化が難しくなり、すぐに現金が欲しいといった時にはあまり役に立ちません。

6、オルタナティブ投資に向いている人

 

オルタナティブ投資の特徴は、様々あるため、ここからオルタナティブ投資に向いている人の傾向を知ることができます。

オルタナティブ投資の特徴のひとつが、市場の変動に影響を受けにくい投資であるということです。

そのため、株や債券などの伝統資産の投資をしている人はリスクヘッジのために役立つうえに、市場の変動に関係なくリターンを期待する人にとっても向いているといえる投資です。

 

また、保有資産が多い人の場合、資産を増やすことよりも資産を守ることの方が重要になってきます。オルタナティブ投資の特徴は、投資方法の多様性であるため、分散投資をすることで、保有資産を守ることができるようになります。

 

これらのことから、何らかの投資をしている人、そして保有資産が多い人は、安定して長期的な資産向上のためにも資産を守るためにも、オルタナティブ投資をすることが向いているといえます。

7、オルタナティブ投資でリスクを減らす

 

オルタナティブ投資とは、従来行われてきた株式や債券といった伝統的な資産を利用した投資ではありません。

新たに生み出された投資方法であり、その方法は多種多様にあります。

投資方法が複雑でなじみがないといったデメリットもありますが、市場や景気の影響を受けにくいという特徴からリスクヘッジに役立つ便利な投資方法です。

保有資産が多い人や何らかの投資をしている人には特に勧められます。

オルタナティブ投資の特徴や方法、メリット・デメリットをしっかりと理解し、うまく資産を増やすことに活用してください。

investor X 編集部

将来を豊かに過ごすために、自己資金の資産運用が必ず必要になります。
そこで、今有望な投資先として注目のヘッジファンドやアクティビストファンドについてもわかりやすく、みなさんの疑問にお答えしていきます。
あなたにピッタリの投資方法探しのお手伝いができましたら幸いです。

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