時間のないサラリーマンには、長期型資産運用がオススメ!

資産形成

2018-9-6

本業が忙しく、なかなか投資のための時間を取れないというサラリーマンは少なくありません。

確かに短期投資やデイトレードであれば、常に相場をチェックする環境がなければ安定して資産を増やすことは難しいですが、長期投資という運用方法であれば、あまり時間が取れないサラリーマンでも安定した利益を目指すことが可能です。

この記事では、長期投資の方法とメリット・デメリットを紹介します。

1、サラリーマンに長期投資がおすすめの理由

 

サラリーマンが資産運用をする際、長期投資がおすすめである理由は、「今の生活スタイルを保ったまま資産増加を目指せる」という点に尽きます。

 

一般的に、短期投資はリスクがあるが利益は上げやすい、長期投資は安定しているが利益は上げにくいといったイメージを持たれがちです。

そもそもリスクやリターンを考える前に生活スタイルを考える必要があります。

短期投資やデイトレードで資産運用する場合、相手は常に相場に張り付き分析を行える投資家たちになります。

 

本業を持つサラリーマンにとって、仕事をしながら常に相場をチェックすることは困難です。

資産運用を行う際にはリスクやリターンに目が行きがちですが、最も大切なことは自分の生活スタイルに沿った投資方法を選択することです。

 

長期投資でも数百万~一千万クラスの利益を上げることは可能です。

自分にあった無理のない投資方法を選び、継続して投資を行いましょう。

 

2、長期投資のメリット

 

長期投資のメリットには、複利を得られること、収益が安定すること、売買手数料や税金のコストを下げられること、リスクを分散できること、精神的に楽であることなどがあります。

 

複利とは配当金や利息を、そのまま再投資することで得られる利益のことです。

元本に配当金や利息の金額が投資額としてプラスされるため、その分次回の配当金や利息の額が増加し、雪だるま式に資産が増加するという仕組みです。

 

元本が100万円で年5%の配当金をそのまま再投資した場合、再投資しなかった場合と比べて10年後の試算に約13万円の差が付きます。

元本の100万円に対して13万円の利益は大きな差ですよね。

長期投資は短期投資と比べて収益の振れ幅が小さいことが特徴です。

 

1年あたりの最高収益と最低収益を比較した日本証券経済研究所によると、1年投資では最高収益が72.1%、最低収益が-24.8%とその開きは96.9%となっていますが、10年投資では最高22.8%、最低-3.5%と開きが26.3%まで縮まります。

さらに20年投資と30年投資では、開きがそれぞれ16.1%と6.0%と、長期間の投資になればなるほど収益は安定することが分かります。

 

資産運用には、ファンドへの申し込み時にかかる申込手数料や取引時にかかる売買手数料、利益が出た際に納める譲渡所得や配当金を受け取った際に納める配当所得など、さまざまなコストがかかります。

 

デイトレードなどの短期投資の場合は取引の回数が増えるためコストもその分かかりますが、長期投資であれば短期投資のように売買を頻繁に行わないため、コストも抑えられることになります。

短期投資では一度に資産を大きく失うリスクがありますが、長期投資ではリスクを抑えることも可能です。

 

資産運用する分野を株式だけでなく不動産や債権に分散する、保有する株式を複数銘柄に分散するなど、資産を分散することでどこかが低迷しても他の部分で補うという運用ができるのです。

 

短期投資では相場が目まぐるしく変動します。

例えばある企業の悪い噂が流れた場合、噂の真偽にかかわらず、投資家心理が働きその企業の株価が下がることがあります。

誤った噂だった場合株価は次第に元に戻りますが、日頃からそういった情報をすべてキャッチすることは困難です。

 

長期投資であればイレギュラーな情報は基本的に無視することができるため、働きながらでも精神的に余裕を持って投資ができます。

 

3、長期投資のデメリット

長期投資のデメリットには、資産の増加スピードが遅いこと、リサーチや予測が難しく時間がかかること、運用コストが大きくなること、予測できない業績悪化に対応できないことなどがあります。

長期投資では会社の業績に対して投資を行い、利益を数年後に得るイメージで運用を行います。

 

短期間で株価が値上がりすることはもちろんよくあることですが、長期投資は会社の今後の成長を見込んで投資するものです。

会社が爆発的に成長するということはほとんどないことですので、値上がりがあっても基本的に長期投資では保有し続けることを選択します。

したがって資産が増加するスピードも遅くなります。

 

長期投資で重要なことは保有する銘柄の選択です。

5年後、10年後に株価が値上がりしている銘柄を選ぶ必要がありますが、1年後の業績予測と比べて長期の業績予測は難しくなります。

結果が数年後に分かる運用方法であるからこそ、数年後に値下がりする銘柄は選びたくないものです。

 

そのため決算書やIRの分析といったリサーチに時間をかけ銘柄を選ぶ必要があります。

この選択の難しさが長期投資では大きなネックとなります。

 

投資信託で資産運用した場合、実際の運用はファンドが行うため「運用管理費」が発生します。

費用の年利はファンドによって変動しますが、長期保有すればするほどこのコストは増加します。

メリットで挙げたコストの低減も加味して投資先を選択しましょう。

 

デイトレードでは1日の最後に保有株をすべて売却するため、日本市場が終了した後にNYダウが暴落した場合でもダメージを受けません。

また、決算はある程度予測ができても、予測以上に業績が悪く株価が値下がりすることがしばしばありますが、短期投資では決算の時期には投資しないなどリスクを回避できます。

 

長期投資は収益が比較的安定した方法ではあるものの、こういった予測の難しい事態には対応できない側面もあります。

 

4、長期投資を行う際のポイント

 

長期投資を行う際には、資産配分、投資先へのリサーチ、市場の分析、損切りのタイミングの4つがポイントになります。

リターンの9割が資産配分で決まるという研究結果もあるほど、資産配分は重要な要素です。

国内・外国株式、国内・外国債権、不動産などのうち、どの分野が成長しそうかを予測し、予測に合わせて資産配分の比率を決めることが重要です。

 

世界一の投資かであるウォーレン・バフェットは「株に投資するのではなく、企業に投資するのだ」といった発言をしています。

企業の業績が安定しているか、事業を自分が理解できるか、応援したいと思えるかなどの基準を持って投資先を決めましょう。

企業の業績判断が難しい場合には、市場の大まかな動きを理解し投資することも有効です。

市場には年単位での動きの規則性があると言われており、今後上向くと予測される市場への投資を検討することも良いでしょう。

 

短期投資での損切りは日常茶飯事ですが、長期投資でも場合によっては損切りをする必要があります。

市場が変化し投資先のビジネスモデルが通用しなくなった時や、投資先の価値が投資した時よりも下がったと判断できる時には損切りすることも必要です。

 

5、日本株から長期投資を始めてみよう

 

サラリーマンが初めて長期投資をする対象としておすすめなのは日本株です。

理由は株主優待の存在と情報の得やすさの2点です。

 

長期投資では短期投資では得られない株主優待を得ることができます。

企業の製品や割引券など優待の種類はさまざまですが、日本株であれば株主優待のサービスを無駄にすることなく受けることができます。

 

日本株の情報は新聞やニュースで比較的簡単に入手することができます。

また、投資家向けにおすすめの日本株の銘柄を紹介しているサイトも多数あります。

業績の分析も日本企業の方が行いやすく、投資先を選びやすいと言えます。

 

長期投資は資産配分が重要ですが、初めは情報分析が難しく、手を広げすぎるとサラリーマンには負担が大きくなります。

まずは日本株に絞り、慣れてきたら徐々に投資先を増やしてみてはいかがでしょうか。

investor X 編集部

将来を豊かに過ごすために、自己資金の資産運用が必ず必要になります。
そこで、今有望な投資先として注目のヘッジファンドやアクティビストファンドについてもわかりやすく、みなさんの疑問にお答えしていきます。
あなたにピッタリの投資方法探しのお手伝いができましたら幸いです。

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