老後を豊かに過ごすための退職金運用方法

資産形成

2018-8-7

一般的な企業で定年まで働いていると、定年後は退職金を受け取ることができます。

退職金を受け取った後は基本的に何もしなければ収入が一切なくなります。

そこで、退職金を資産運用しようと考える人がとても増えてきます。

 

しかし、資産運用はリスクを伴うものですから、よく考えておこなう必要があります。

ここでは退職金の資産運用方法を解説していきます。

 

1、資産運用する前準備

 

退職金を受け取って、いきなり資産運用をしても失敗することがほとんどです。

すでに資産運用をした経験がある人、または現在運用中の人ならばそれでもかまわないですが、初めて資産運用をする人は資産運用をするにあたっての注意点や心構えを知っておく必要があります。

 

まず、資産運用をするときの考え方の基本中の基本として、利益の出る資産運用をするよりも大損をしない様な資産運用をすることを第一に考えるようにしましょう。

この考え方は特に定年退職をしてから資産運用をするときにはとても大切になります。

働いているときに資産運用をして大損をしても勤務することによって給料を受け取れるため、給料によって損失分を賄うことができます。

 

しかし定年退職後は基本的に年金だけでの生活になります。

現在は高齢化社会が急速に進んでいることもあって、年金の受給額は減少傾向にあり、年金だけでは豊かな生活を送りづらくなっているのが現状です。

 

資産運用をして大損すると、損失分を取り返すことは現役時代と比較するととても困難です。

そのため、定年退職後の資産運用はできるだけリスクの少ない投資を検討しましょう。

 

次に、資産運用をする前の下準備として、受け取った退職金を全て資産運用に投資するのは危険です。

確かに投資する額が大きければ大きいほどそれに比例して利益も増えますが、今まで資産運用の経験がない人がいきなり大金を投資すると失敗することが多いです。

 

更に退職金の使い道は資産運用だけにとどまりません。

年金だけで生活できない人は退職金を毎月の生活費に回す必要がありますし、退職金の一部分を旅行の資金に充てる人もいるでしょう。

 

退職金を受け取ったら、まずは使い道がある分を差し引いておき、残ったお金の中から資産運用をする金額を決めるようにしましょう。

生活資金や必要資金などをあらかじめ差し引いてから資産運用をすることによって万が一大損をして運用資金がゼロになったとしても慌てずに済みます。

 

そして、投資する金融商品も分散するようにしましょう。

1点投資は失敗した場合のリスクが大きいですが、投資先を分散することによって例えばAという金融商品で利益が出なかったとしても、BとCの金融商品で利益が出れば差し引きでプラスになります。

リスクを減らすために退職金を分散するように書きましたが、資産の運用先も分散させることによって更にリスクを減らすことが可能です。

 

2、資産運用の勉強をしましょう

 

退職金ではじめて資産運用をする人の中にはとにかく運用をしたいと言う欲求だけが先走って、第3者に資産の運用を任せっきりにする人も多いです。

 

もちろん第3者に資産運用を任せるのが絶対にダメだと言うわけではなく、第3者のほうが資産を上手く運用してくれる場合もあります。

しかし、第3者に資産運用を任せたとしても、それは別にして資産運用の知識は身に着けておく必要があります。

 

運用を失敗したときに何が原因で失敗したかが分からないまま打開策を見いだせなくなります。

資産運用の経験が無く、極力損益を出したくないと言う人は特に資産運用の勉強をし、どのような資産運用をすればリスクを負わずに運用できるのかを自分で分析して資産を運用するようにしてください。

 

3、リスクの少ない資産運用は定期預金と終身保険

 

退職金運用の定番中の定番と言えるのが定期預金です。

資産運用の中では最もリスクが少ないと言えるでしょう。

定期預金はお金を預けることによって一年ごとに決まった利息分、お金が増えていく仕組みになっています。

 

つまり元本分が目減りすることは絶対にありません。

万が一お金を預けている銀行が倒産すると定期預金も解約になりますが、ペイオフ制度によって、銀行が倒産しても1000万円までは元本を保証されます。

資産運用の中では絶対に損をしないと断言できる数少ない堅実な運用方法の一つです。

 

ただし、現在は金利が高くても金利が1パーセントにも満たない超低金利のため、かなり大きな金額を預けなければ利益が出ていることを実感できないのがデメリットと言えます。

 

もう一つ、リスクがすくない資産運用として、終身保険があります。

終身保険と聞くと、一般的には30歳くらいにもしもの時のために加入し満60歳になれば解約するというイメージですが、現在の日本では男性も女性も長生きになっていて平均寿命は80歳を超えています、

 

したがって60歳になり定年を迎えてから終身保険に加入しても元本以上のお金が戻ってくるまで保険金を払い続けることが可能です。

 

保険の場合は運用実績に左右される部分もありますが、長期的に運用するのであれば終身保険のほうが定期預金よりも金利が高いものが多く、死亡保証も付いているので老後に安定した資産運用をしたいのであればいくつか加入しておくと良いでしょう。

 

4、リスクはあるが大きな利益を得られる資産運用について

 

資産運用の中にはリスクを伴うものも多いですが、リスクを伴うものはそれに比例して上手く運用できた場合の見返りが大きいです。

 

投資信託は資産運用会社に自分の資産を預けて運用してもらい、運用した結果によって資産が増えたり減ったりする金融商品です。

お金を預ければ後は資産運用会社に任せることができるのがメリットですが、任せっきりにはせず、時々は自分の資産が正しく運用されているかチェックし、不満点は指摘できるように資産運用の勉強は欠かさずおこなってください。

投資信託は上手く資産が運用できれば年間4パーセントから5パーセントの利回りを常時期待できます。

 

その他、リスクが高い資産運用としては外貨預金があります。

外貨預金は円預金よりも金利が高い場合が多いですし、為替の変動によって円に対する価値が高く成ればさらにその分の利益を期待できます。

 

ただし逆に言えば為替の変動によって大きな損害を被る可能性もあります。

例えば購入した当時は100円のレートだったものが90円になるとそれだけで10パーセントの損失になります。

外貨預金で資産運用を成功させるには、為替を毎日チェックするとともに、今後円に対する価値が高まりそうな外貨を見極める先見性も必要です。

 

5、不動産投資について

 

不動産投資を検討する人も増えてきています。

不動産は株式などと比べると目減りしにくい財産ですし、子どもにもその資産を遺せます。

そして入居者が居る限り安定して収益を得ることができるほか、常にチェックする必要がないこともあって、忙しい方の資産運用には適した運用方法です。

 

不動産投資もなにもしないまま放置して利益が出るようなものではありません。入居者は永久に住み続けるわけではありません。

空室が増えれば利益が出るどころか維持費や管理費よりも収益が少なくなれば損害が出ます。

安定して収益を上げるためには出来るだけ満室の状態を維持するための努力が必要です。

 

6、退職金での資産運用は極力リスクが少ないものを

 

退職金ではじめて資産運用をする人は実際に運用するまでの前準備がとても重要です。

資産運用をするうえで最も大切なのは、大きな損害が出ないような資産運用を心がけることです。

損失さえ出さなければ資産を増やすチャンスは必ず訪れます。

 

また、第3者の言われるままに資産を運用するのも良いとは言えません。

大きな損失を未然に防ぐ意味でも資産の運用は人任せにせず、運用に関する知識を十分高め、できるだけ自分で資産運用をするようにしましょう。

 

investor X 編集部

将来を豊かに過ごすために、自己資金の資産運用が必ず必要になります。
そこで、今有望な投資先として注目のヘッジファンドやアクティビストファンドについてもわかりやすく、みなさんの疑問にお答えしていきます。
あなたにピッタリの投資方法探しのお手伝いができましたら幸いです。

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