今注目のアクティビストとは?企業価値を向上させる強い味方

ファンド投資

2019-1-21

皆さんは、アクティビストファンドについてご存知でしょうか?

アクティビストファンドとは、投資した企業に積極的に意見をして企業価値を上げていくファンドのことをいいます。

日本では、村上ファンドがアクティビストファンドとして注目されました。今回は、アクティビストファンドについて徹底的に解説していきます。

1、企業価値の向上させるアクティビストとは?

アクティビストは、「物言う株主」のことをいいます。

欧米では、昔からアクティビストは活躍してきましたが日本でアクティビストが注目されたのは、2000年代前半です。

皆さんもご記憶にあると思いますが、村上ファンドがアクティビストにあたります。

 

アクティビストとは、投資先の経営に積極的に提言を行い企業価値の向上を目指す投資家のことをいいます。

従来日本では、企業同士の株式の持ち合いが横行し経営に緊張感がありませんでした。しかしアクティビストの登場により経営に緊張感が出て企業価値の向上につながっています。

物言う株主というと日本では嫌煙されがちですが、アクティビストは、企業価値の上昇には必要な存在といえます。

2、アクティビストが狙う企業はどんなところ?

アクティビストが狙う企業はどんな企業が多いのでしょうか?

アクティビストが狙う企業の特徴は、4つあります。

(1)利回りを高めることが出来る企業

アクティビストが狙う企業の特徴の1つ目は、利回りを現状より高めることが出来る余地がある企業です。

例えば、資本配分戦略において株主利回りと自社株買い利回りを最大化していない企業です。

株主利回りと自社株買い利回りを最大化していないということは、剰余金を貯め込んでいる企業と言い換えることが出来ます。

日本にありがちな企業の特徴でもあります。このような企業はアクティビストの絶好のターゲットになります。

(2)合併することにより企業価値を上げることが出来る企業

アクティビストが狙う企業の特徴の2つ目は、合併することにより企業価値を明らかに上げることが出来る企業です。

競争の激しい業界で提供しているサービスや将来展望などが似通っている企業が対象になります。

このような企業同士を合併させることが出来れば、より生産性の高い企業を作ることが出来ます。規

模の経済を利用してその分野を独占することが出来ますので企業価値は著しく上昇するのです。

(3)複数の事業を運営している企業

アクティビストが狙う企業の特徴の3つ目は、複数の事業を展開している企業です。

全く違う事業を展開していても同じ会社なのでバランスシートは一緒になってしまいます。しかし事業ごとに分社化をすれば、それぞれの部門の責任の所在がはっきりします。

責任の所在がはっきりすることにより利益を最大化することに繋がります。

(4)不採算部門がある会社

アクティビストが狙う企業の特徴の4つ目は、不採算部門がある会社です。

利益を上げている部門と不採算部門がある場合、不採算部門の存在は、成長部門の利益の圧迫につながります。不採算部門を売却することによって、成長分野に資源の再配分を行うことが出来ます。

3、アクティビストたちの株主提案

 

アクティビストの株主提案は、非常に正論です。

例えば村上ファンドが2002年にキャッシュリッチで知られていた東京スタイルに、会社提案の25倍の配当や自社株買いを要求しました。

当時、日本ではアクティビストの存在は「ハゲタカ」のように見られていたので好意的な報道は少なかったと記憶しています。

しかし村上ファンドの提案は決して無茶な提案などではありません。

 

企業価値の最大化を目指すためには当然の要求ということも出来ます。しかし、提案された企業から見るとあまりにも自社との経営方針とは異なるため、アクティビストの提案が過激に映ることになります。

保守的な経営に慣れている日本企業からはしばしばアクティビストの提案は拒否されることがあります。しかしアクティビストの要求は、至極当然のものが多いので今後、世界の企業と戦う上で日本企業の大きな課題になります。

4、アクティビストの成功例と失敗例

この章では、アクティビストの成功例と失敗例について紹介します。

(1)成功例

まずアクティビストの成功例から説明します。

アクティビストの成功例として、Pershing Square Capital Management(パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメント)というアクティビストによるプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の例を説明します。

2012年に、パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントは、P&Gの株を4%超取得しました。

投資金額は、18億ドルになります。(1ドル100円としても1,800億円になります。)多額の投資を行った、パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントは、当時業績不振に悩むP&Gに経営改革を強く要求しました。

パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントの主な提案は以下のとおりです。

  • 当初P&Gが、検討していた人員削減の規模を2倍以上に拡大すること
  • 自社株買いの規模を50%引き上げて60億ドルに増額させること。
  • P&Gの当時のCEOを退任させ、P&Gにおいて高い経営実績を持つアラン・ラフリー氏の就任を後押ししたこと。

提案を受けたP&Gからすればかなり大きな提案内容でした。しかし結果的にパーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントの提案を受け入れることによって経営状況は一新し株価は大きく上昇することになりました。

(2)失敗例

アクティビストの失敗例として、村上ファンドによる東京スタイルの例を説明します。

2002年、当時東京スタイルは、連結利益625億円ながら1000億円を越える内部留保を抱えていました。

東京スタイルは、この内部留保を使い自社ビルの建設を発表しました。これに待ったをかけたのが村上ファンドです。

村上ファンドは、東京スタイルの株を9%超買い占め、東京スタイルの筆頭株主になりました。

筆頭株主として、ファッションビルの建設中止と自社株買いを東京スタイルに要求しました。

しかし東京スタイルの反発を呼びプロキシーファイトになりました。

結果として村上ファンドは東京スタイルに敗北しました、村上ファンドの提案内容は間違っていなかったものの調整をうまくやらなかったことにより失敗に終わった事例です。

5、アクティビストとしてのアイアンオックスの活動とファンドの成績

IronOxe Associates LLC アイアンオックス

ここまで、アクティビストについて説明してきました。

アクティビストは、企業価値の控除を計るには非常に重要な存在であるということがお分かりいただいたと思います。

しかし村上ファンドのようにやり方を間違えるとアクティビストの目的を果たすことは出来ません。アクティビストは世界中に存在しますが、アクティビスト腕によって成果は大きく変わっていきます。

この章では、おすすめのアクティビストファンドについてアイアンオックスについて説明します。

アイアンオックスは、2015年に施行されたコーポレートガバナンスコードの重要性と、それを実行に移し、企業と株主が一丸となって市場を改革していくことが必要不可欠であるという強い信念から設立されました。

アイアンオックスの理念に見合う企業に投資をした結果ファンドの実績は以下を示すように非常に優秀です。

アクティビストファンドに興味がある方は、是非アイアンオックスへの投資を視野に入れてみてはいかがでしょうか?

 

<アイアンオックス実績>

2016年 45.26%

2017年 27.09%

2018年11月時点 18.13%

 

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