【さらに2019年も注目】人気AI(人工知能)投資信託6銘柄

投資信託

2019-1-29

テーマ型投資信託の人気が継続しています。フィンテックやロボティクスなど社会情報インフラの大きな変化が生じている中で、多くのテーマが創出されているのが背景です。

 

その中でも、AI(人工知能)関連の投資信託は人気が非常に高くなっています。今回はAI関連の投資信託をランキング形式でご案内していきます。

1、AI(人口知能)投資信託の人気の理由は?

 

AI(人工知能)は株式市場でも注目度が高いテーマです。

ロボットやフィンテック、IoTなど様々な分野の技術に深くかかわっているからです。

人工知能とは、人間のような知能を持ったコンピュータです。

 

これまでのコンピュータは、あらかじめプログラムされた処理しかできないのに対し、AIは「認識・学習・判断」といった処理を行うことができます。

つまり、コンピュータ自身が考えて行動することができるのです。

 

2015年の市場規模は4兆円弱でしたが、2020年の市場規模は24兆円、2030年には86兆円まで伸びると予想している調査会社もあります。

 

AIが利用されているサービスには以下のようなものがあります。

  • 自動運転
  • AIスピーカー
  • 自動翻訳
  • 医療

 

2016年にグーグルが開発した人工知能「アルファ碁」が、人間の脳を模したニューラルネットワークを駆使したディープラーニングによって、囲碁の世界トップ棋士に勝ち越したことは世界に衝撃を与えました。

今後はAIが人間の知能を凌駕する「シンギュラティ(技術的特異点)」を迎える可能性も現実的になりつつあり、今後も有力テーマとして株式市場での注目は続くでしょう。

 

AIを投資の世界に応用したのがAIを活用した投資信託です。

投資信託のポートフォリオ(資産配分)や売買ルールなどを人間ではなく、AIが過去の膨大なデータを利用して運用していきます。

 

AI投資信託は、投資対象がAI関連の企業に限るわけではなく、投資信託の運用をAIが担当しているファンドです。

各ファンドによって運用内容が異なるので、詳しく内容を把握する必要があります。

それでは、人気が高いAI投資信託を見ていきましょう。

基準価額などは2019年1月現在の値です。

 

2、AI投資信託1:Yプラス!

  • 基準価額  10,430円
  • 純資産   29,698百万円
  • 信託報酬  9936%(税込)
  • 分配金   0円(5月、11月)
  • 運用会社  アストマックス投信投資顧問株式会社

 

Yjamプラス!の投資対象は主として国内外の株式です。

ヤフー株式会社が提供するビッグデータの解析を通じて市場の歪み(アノマリー等)を見つけ出し、今後の株価の上昇(TOPIXなど市場平均を上回ることを含む)が高い確率で見込まれる銘柄の組入れを基本とします。

 

AI(人工知能)を活用したビッグデータの解析、株価の予想は、マグネックス・キャピタル・マネジメントが助言を行います。

信託報酬が0.99%とAI投信の中では低いコストとなっています。信託報酬とは、投資信託を保有している限り毎日かかる費用です。投資期間が長くなるほど、信託報酬の安いファンドの方が安いコストで済みます。

基準価額の推移は以下のようになっています。

 

 

出典:Yjam

 

2018年のパフォーマンスは-18.6%でした。

12月には-11.2%と年末に大きく下落したのが響いています。組入銘柄上位は次のようになっています。

 

1.オリエンタルランド(4661)1.9%

2.NTTドコモ(9437)1.9%

3.SOMPOホールディングス(8630)1.8%

4.住友不動産(8830)1.8%

5.協和発酵キリン(4151)1.7%

 

3、AI投資信託2:GSグローバル・ビックデータ投資戦略

 

  • 基準価額    10,823円
  • 純資産      215,104百万円
  • 信託報酬    323%(税込)
  • 分配金     0円(6月)
  • 運用会社    ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント

 

ビッグデータやAI(人工知能)を活用した独自開発の計量モデルを用い、多様な銘柄評価基準に基づいて幅広い銘柄に分散投資します。Aコース(為替ヘッジあり)とBコース(為替ヘッジなし)の2種類があります。

2018年12月時点の組入銘柄は以下のようになっています。

 

1.アップル(米国)2.3%

2.ジョンソン・エンド・ジョンソン(米国)2.0%

3.アマゾン・ドット・コム(米国)2.0%

4.ボーイング(米国)1.4%

5.アッヴィ(米国)1.2%

上位銘柄は、ほとんど米国企業となっており、全体でも69.8%が米国となっています。国別の2位は日本(9.4%)、3位英国(4.3%)です。

 

下記はBコース(為替ヘッジなし)の設定来の騰落率です。

出典:ゴールドマン・サックス・アセットマネジメント

昨年のパフォーマンスは-15.28%と、こちらも冴えない値動きとなりました。 組み入れ銘柄を見ても、米国株式市場の戻りが期待されます。

 

4、AI投資信託3:日本株ロボット運用投信

 

  • 基準価額 10,641円
  • 純資産  795百万円
  • 信託報酬 512%(税込)
  • 分配金  500円(6月)
  • 運用会社 アセットマネジメント

 

国内の株式を主要対象とし、複数のカブロボが機動的な売買を行うことで、中長期的な信託財産の成長を目指します。

カブロボとは、複数のマーケットデータを取り込んだ後、株式の売買注文を自動的に行うコンピュータ・プログラムで構成されるロボットです。

 

ファンド内で稼働するカブロボは、カブロボコンテストで優秀とされた中から、投資顧問会社であるトレード・サイエンス株式会社が選定します。カブロボコンテストは2004年に始まり、参加者は延べ23,000人を超えています。

2018年12月の組入れ上位銘柄は以下のようになっています。

 

1.GMOペイメントゲートウェイ(3769) 2.9%

2.東京エレクトロン(8035)2.5%

3.日本M&Aセンター(2127) 0.6%

4.野村ホールディングス(8604) 0.6%

5.コスモエネルギー(5021) 0.6%

 

基準価額の推移は以下のようになります。

出典:T&Dアセットマネジメント

 

昨年の騰落率は-9.2%。他のAIファンドと比べると下落率は低くなっています。

 

5、AI投資信託4:AI日本株式オープン(絶対収益追求型)

  • 基準価額   9,203円
  • 純資産     6,603百万円
  • 信託報酬   30%(税込)
  • 分配金    20円(1月,7月)
  • 運用会社  三菱UFJ国際投信

 

国内の株式に投資すると同時に、株価指数先物の取引を行います。AIを活用した投資助言を基に運用します。

個別銘柄と先物の2つを組み合わせることによって、絶対収益の追求を目指します。

絶対収益とは、上げ相場でも下げ相場でもプラスのリターンを目指すということです。

組み入れ上位銘柄は次のようになっています。

 

1.三菱商事 1.2%

2.NTTドコモ  1.2%

3.日本電信電話   1.1%

4.中部電力   1.0%

5.トヨタ自動車   1.0%

 

基準価額の推移は以下の通りです。

出典:三菱UFJ国際投信

 

過去1年間のパフォーマンスは-9.0%となっています。

 

6、AI投資信託5:AI(人口知能)活用型世界株ファンド

 

  • 基準価額   9,273円
  • 純資産      41,939百万円
  • 信託報酬  5552%(税込)
  • 分配金   0円(9月)
  • 運用会社  アセットマネジメントOne

 

日本株を除く世界の株式に投資するファンドです。委託会社が独自に開発したAIモデルを用いて、相対的に魅力が高いと判断される銘柄を抽出します。

AIモデルの解析結果に、ファンドマネージャーの判断で個別企業のファンダメンタルズを融合させて、ポートフォリオを決定します。原則、為替ヘッジは行いません。

組入銘柄は以下のようになっています。

 

1.アップル(米国) 2.9%

2.マイクロソフト(米国)2.3%

3.ファイザー(米国)2.1%

4.インテル(米国)2.0%

5.メルク(米国)2.0%

 

先進国では、米国(58.6%)、英国(7.1%)、オーストラリア(3.2%)となっています。

また、新興国は、中国(7.8%)、台湾(3.1%)などが全体の13.7%組み込まれています。

 

過去1年間のパフォーマンスは-17.12%と、米国株式の下落の影響を強く受けています。

出典:アセットマネジメントOne

 

7、AI投資信託6:グローバルAIファンド

 

  • 基準価額   13,168円
  • 純資産     248,844百万円
  • 信託報酬   89%(税込)
  • 分配金    150円(9月)
  • 運用会社   三井住友アセットマネジメント

世界の上場株式の中から、AI(人工知能)の進化、応用により高い成長が期待される企業に投資します。AIテクノロジーのほか、AIの開発に必要なコンピューティング技術、AIを活用したサービスの提供を行う企業に投資を行います。

 

組入上位銘柄は以下のようになっています。

 

1.セールスフォース・ドットコム(米)4.7%

2.スクエア(米)4.3%

3.サービスナウ(米)3.9%

4.トレードディスク(米)3.9%

5.PTC(米)3.6%

 

国別では、アメリカが86.8%と大きな割合を占めています。フランス(3.9%)、中国(3.4%)、日本(1.2%)と続きます。パフォーマンスは以下のようになります。昨年のパフォーマンスはー7.5%でした。

出典:三井住友アセットマネジメント

まとめ

昨年のAIファンドは-7~-18%と下落しています。米国株やハイテク株の比重が大きくなるファンドが多いので、米国株式市場の下落の影響を受けたものと思われます。

AIは日進月歩ですので、今後も進化する可能性は高いと見ていますが、TOPIXやS&P500などの株価指数を大きく上回る(アウトパフォーム)のは難しそうです。

 

そんな中、昨年のアクティビストファンドは概ね好調な結果を残しています。日本経済新聞の調べでは、アクティビストが2018年12月末時点で保有する銘柄の年初来の騰落率は市場全体の値動きを上回ることがわかりました。

アクティビストの保有銘柄には、自社株買いや増配などの株主還元が期待できるからです。そのアクティビストファンドの中でも、アイアンオックス社は高い利回りを実現しています。2013年からのパフォーマンスは以下のようになります。

2016年     45.26%
2017年     27.09%
2018年11月時点 18.13%

このように高いパフォーマンスをあげるアクティビストファンドに今年は注目が集まりそうです。

 

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