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初心者でもすぐにわかる!ヘッジファンドと投資信託の大きな違い3つ

投資信託

2018-12-27

「投資信託でたくさんお金を増やしたい!」と色々調べていると「ヘッジファンド」という言葉をよく見かけることでしょう。

 

この「ヘッジファンド」は「投資信託」と「お金を預けてプロに運用してもらう」という意味では同じものですが、その性質は全く異なります。

利回りを比べても全く違い、ヘッジファンドのそれは公募の投資信託を大きく上回ります。

それはなぜなのでしょうか。

そこで、この記事ではヘッジファンドと投資信託の違いについて

 

  • 目標設定と運用方法
  • 必要資金
  • 手数料

の3点から説明していきます。

 

利回りが大きく違う理由も含めてヘッジファンドが投資信託とどう違うのか、を理解していただけると思います。

ぜひ最後までご覧ください。

1、目標設定と運用方法~ヘッジファンドは下降局面にも強い?

ヘッジファンドと投資信託、両者とも「プロに預けて運用を委託」する資産運用方法です。

その運用成果の目標をどう設定しているのか、またその運用方法については大きく異なります。

ここで確認していきましょう。

(※なお、ここでいう「投資信託」とは、一般の投資家にとって最も身近な「公募の国内株式投資信託」のことだと思ってください。)

(1)投資信託の運用方法

①相対収益

「ベンチマーク」という言葉がありますが、このベンチマークとはファンドごとに設定される比較対象のことです。

 

例えば株価指数や債券指数といった、各ファンドの投資対象に合う指標がベンチマークに選ばれます。

国内株式投資信託の場合、その多くが「ベンチマークを上回ること」を成果目標としています。

 

ベンチマークが上がっていれば、それを上回るような運用を目指し、ベンチマークが下がっていれば、それよりも下落幅を抑えるような運用を目指します。

このようにベンチマークを基準に運用目標を設定しており、これを「相対収益」といいます。

②フルインベスト

フルインベストとはファンドの資産をほぼ全部使って、常に株式などを保有していることをいいます

相場は変化するものですが、それに合わせて投資比率を変えるということはしません。

そのため株価指数が下落傾向にある場合、大抵は基準価額も下落します。

 

その際、運用のプロが何をしてくれるかというと、その環境下でも、より値下がりしにくい銘柄を選定して銘柄をシフトし、極力値下がりしないように尽力してくれるのです。

 

ただあくまで「運用方針の範囲内」での運用となっているので限界があり、このようなフルインベストの場合、相場の下落局面でファンドの基準価額を上げることは難しいです。

(2)ヘッジファンド

①絶対収益

投資信託の「相対収益」に対し、ヘッジファンドは「絶対収益」を目指します。

 

簡単に言うと、市場が上昇局面でも下落局面でも関係なく、プラスの収益になることを目指すのが「絶対収益」です。

よく勘違いされますが、「絶対に収益を上げる」という意味ではありません。

ベンチマークのように比較となる対象を持たずに収益を上げる、という意味だと思ってください。

②自由度の高い運用方法と成功報酬制

投資信託の「フルインベスト」と大きく異なり、ヘッジファンドの場合はリスク管理を徹底しつつ、積極的に収益を狙うことができます。

 

例えば、先物取引など高リスクでも効率の良い方法をとったり、高レベルの金融工学を利用して運用したりなど様々な手法をとります。

 

そのため相場が下落局面にあっても、ファンドマネージャーが先物などで値下がりしないようにしていたり、事前に相場の影響を受けないような銘柄で運用できたりするので、あまり値下がりの影響を受けないと考えてよいです。

 

またもう一つ、投資信託にはない特徴としてヘッジファンドには「成功報酬制」があります。

のちほど「手数料」の項目でも説明しますが、ヘッジファンドの場合、収益をあげると「成功報酬」といって「値上がり分の〇%」という形でファンドマネージャーが成果報酬を受け取れるシステムとなっています。

 

成功報酬制により、ファンドの値上がりがファンドマネージャーの収入に連動するようになっているので、ファンドの運用成果が上がりやすいと言われています。

2、必要となる最低資金額

 

投資資金とヘッジファンドの大きな違いの一つに、「必要な最低資金額」があります。

 

投資信託の場合、最低1万円からでも運用が可能ですが、ヘッジファンドの場合は最低でも100万円以上であり、ファンドによって最低投資金額は異なりますが、投資信託とはかなりの差があります。

なぜこのように違うのかというと、資金の集め方が「公募」か「私募」かという違いからきているのです。

 

「公募」は幅広い投資家から資金を募る方法ですが、「私募」は少数の投資家に限定して資金を募る方法です。

投資信託の場合、公募であれば最低1万円(10万円以上の場合もあります)から投資することができます。

 

ただ公募の場合、多くの投資家から資金を集めるため、投資制限が厳しく設定されています。

一方ヘッジファンドは私募であることがほとんどなので、最低100万円以上はすると考えてください(500万円以上、1000万円以上という場合もあります)。

最低資金額は高めですが、投資制限があまり厳しくないのでリスクは高いですが、リターンも得やすいです。

3、手数料の比較

 

手数料についても大きく違います。

ヘッジファンドの場合、リターンに対するコストが大きくかかってきますが、公募の投資信託の場合は中間業者へのコストが大きくかかってきます。

主な手数料は以下の通りです。

(1)ヘッジファンドの手数料

①運用管理費用…多くが年約2%。

②成功報酬…収益に対して何%かファンドによって大きく異なるが、大体20%~50%。

(2)投資信託の手数料

①購入時手数料…購入する際にかかる手数料で、購入金額に対して何%か決まっています。

ファンドによるが大体1%~3%。

手数料がかからない「ノーロード」といわれる投資信託もあります。

②信託報酬…運用している期間に支払う手数料のことで、保有しているファンドに対して何%か決まっている。大体0.05%~3%。

③信託財産留保額…換金する際に徴収される金額のこと。大体0.5%~1%。

主には以上のような手数料がかかりますが、細かくはファンドによってかかる手数料の種類は異なります。

また上記の割合以上に手数料がとられる場合もありますので、よく確認することをおすすめします。

「成功報酬」などがあるので、ヘッジファンドの手数料はとても高いと思われるかもしれません。

 

しかしあくまで収益があがった場合にかかる手数料であり、手数料を引かれる段階に至ってみればその価値があると思えるだけの結果を手にしていることでしょう。

4、~ヘッジファンドのすすめ~

 

投資信託と比較しながらヘッジファンドについて説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。

この記事では、

  • ・目標設定とそれに伴う運用方法
  • ・最低必要な資金額
  • ・主な手数料

の3点から両者の違いを確認していきました。

まとめると次のようになります。

  ヘッジファンド 投資信託(公募株式投資信託)
目標設定 絶対収益 相対収益
運用方法 成功報酬制・自由度の高い運用 フルインベスト・運用方針の範囲内で運用
必要最低資金額 安くても100万円以上必要 1万円からできる
手数料 成功報酬がある 中間業者へのコストがある

ヘッジファンドの場合、大きくまとまった資金がなければできませんが、その分自分であれこれ投資先を細かく考えなくても、大きくプラスとなって資金が戻ってくる可能性が高くなる、ということがお分かりいただけたと思います。

ではヘッジファンドはどのように始めればいいのでしょうか。

既述した通り、ヘッジファンドは「私募」であることが多く、あまり情報を公開されていませんので、もし調べてもわからない場合は直接問い合わせをするなどして、情報収集をしてみましょう。

 

また証券会社や銀行などの金融機関を通してできるヘッジファンドもあり、その方が安心感があるかもしれませんが、直接投資した方がコストも少なく、また投資制限もゆるくなるのでリターンを得やすくなります。

 

多くの富裕層はヘッジファンドで運用しているケースが多いといわれますが、それだけヘッジファンドというのは大きな資産形成につながる投資方法といえます。

 

全くリスクがないわけではないので、運用実績や投資先などをしっかり確認したり、アドバイスを受けてから購入するとよいでしょう。

ヘッジファンドもぜひ検討してみてください。

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