投資信託の3つの手数料とノーロード型投資信託の注意点

投資信託

2018-8-29

投資信託にはどのような手数料が掛かるのかご存知ですか。

購入する時と解約する時の手数料、信託報酬の3種類を支払う必要があります。

投資信託をする時に、このような手数料を少しでも減らしたいと思う人もいるのではないでしょうか。

 

そこで、注目されているのが「ノーロード型投資信託」になります。

これは、購入手数料が掛からない投資信託です。

そこで、ノーロード型投資信託の特徴についてご紹介します。

また、メリットや注意点を理解した上で購入した方が安心です。

購入手数料が掛からないのは、何を意味しているのかも知っておきましょう

これから、それらについてもご説明します。ノーロード型投資信託に興味がある方は、参考にしてみてください。

1、投資信託には、どのような手数料が掛かるのか

 

投資信託とは、投資家の資金を専門機関が運用する方法です。

運用結果を投資家へ分配しています。投資信託は、「購入手数料」「信託報酬」「解約手数料」を支払うことが必要です。

手数料の金額は、ファンドによって異なります。

 

つまり、同じ証券会社であっても、ファンドが違う商品は、手数料が変わってくるでしょう。

手数料を比較する場合は、ファンドごとにする必要があります。購入手数料とは、投資信託の商品を買う時に一度だけ支払うものです。

銀行や証券会社・インターネットで購入する時に掛かってきます。

つまり、手数料が3%の場合に100万円分投資信託をすると、3万円が差し引かれ97万円分の投資をしたことになるのです。

 

購入手数料は無料~約4%以内になっています。

証券会社などの販売元で手数料が異なるので、それを参考に証券会社を決めることもあるでしょう。

販売手数料をポイントでキャッシュバックして無料にするなどのキャンペーンもあります。

信託報酬は、投資した商品を持っている期間、毎年支払う手数料です。年間で○%と決まっているので、日割りにして差し引かれています。

これは、ファンドを運用するための経費です。信託報酬は約0.2%~2%が目安になります。

解約手数料は信託財産留保額ともいわれ、途中解約や売却の際に支払う手数料です。ファンドによって、手数料がある場合とない場合があります。目安は、無料~約0.5%です。

2、ノーロード型投資信託とは?なぜ、人気があるのか?

 

ノーロード型投資信託とは、購入手数料が掛からないタイプの投資信託です。

一般的には、オープンエンド型株式投資信託で、購入手数料が掛からないものをノーロード型投資信託といいます。

ノーロード型投資信託は、購入手数料分のコストが抑えられると、注目されている商品です。

しかし、通常の投資信託よりも信託報酬が高くなってしまう傾向があります。つまり、長期投資を検討している場合は、数年間の総合手数料額を計算してから検討する方がいいでしょう。

 

日本では、ノーロード型投資信託は人気がある商品です。

それは、「無料」という言葉に弱く、金融リテラシーが低いことを示しています。

どの商品を購入するか悩んでいる時に、銀行や証券会社では「最初のコストを抑えられる方法があります」として、購入手数料が無料になるノーロード型投資信託を勧めることもあるでしょう。

購入手数料が掛からないならお得と感じ、購入してしまうのです。

 

実際には、投資信託の手数料は信託報酬や解約手数料なども含めるので、それらを総合して考えないと、逆に損をしてしまうこともあります。

金融リテラシーとは、金融商品の購入や生活設計などの判断をするために、身に付けておいた方がいい知識や判断力のことです。

投資信託の購入理由は、運用でお金を増やすためですが、十分な知識がない状態で購入してしまうことを金融リテラシーが低いといいます。

「お金を増やしたいけど、よくわからない」という状態で購入する人が多く、銀行や証券会社の人に勧められた商品を購入してしまうのです。

3、ノーロード型投資信託のメリットとは?

 

ノーロード型投資信託のメリットは、購入手数料が掛からないことです。

たとえば、購入手数料が3%の場合で100万円分購入すると、3万円分は手数料になってしまいます。

つまり、97万円分が運用されることになるでしょう。

投資信託の運用では、複利効果で膨らんでいく可能性があります。

その時に、「97万円から増やす」と「手数料が掛からなかった100万円から増やす」では、その後に違いが出てくることもあるのです。

 

よって、通常の投資信託よりもノーロード型投資信託の方が「積み立て効果」が期待できます。

その他のメリットは通常の投資信託と同じです。

プロに資産運用を任せることで手間や負担が省け、投資家本人に外国株などの情報や知識がなくても購入できます。

長期かつ分散投資でリスクヘッジができ、少額からでも始められるのがメリットです。

 

4、ノーロード型投資信託の注意点を知っておこう!

 

投資信託の利益は、「運用利回り」と「支払う手数料の合計」を含めて考えないといけません。

2つの差が大きいと、投資信託の利益が出たことになります。

通常の投資信託の購入手数料は約2%~3%です。

信託報酬は、通常の投資信託では約0.2%~3%ですが、ノーロード型投資信託の方が高く設定されていることもあります。

 

ノーロード型投資信託を長期で資産運用する場合、総合的にコストが掛かることもあるでしょう。

例えば、通常の投資信託を購入手数料3%で購入し、1%の信託報酬が掛かったとします。

1年目の総合コストは4%で、2年目の総合コストは5%です。

 

一方で、ノーロード型投資信託を購入手数料なしで購入し、信託報酬が3%掛かったとします。

その場合、1年目の総合コストは3%ですが2年目には6%になってしまうのです。

つまり、長期的に保有している場合、信託報酬が多ければ多いほど、コストが掛かります。

よって、ノーロード型投資信託を購入する時は、信託報酬の%をよく確認しないといけません。

 

投資信託では、商品を購入するまでに様々な機関が関係しています。

例えば、銀行や証券会社などの販売をする機関、投資信託を運用する機関などで、手数料はそれらの人件費に使われことが多いです。

ノーロード型投資信託の購入手数料がないのは、その関連機関の人件費を削減していることになります。

基本的には、投資信託を運用する機関の運営費が削られているでしょう。

よって、投資した方がいい銘柄の分析をするアナリストやファンドマネージャーを雇う費用が削減されている可能性もあります。

 

指標に合わせた運用をするのをインデックス型投資信託といいますが、ノーロード型投資信託ではほとんどがインデックス型です。

アクティブ運用をするためには、アナリストや優秀な成績を残すファンドマネージャーが必要になるため、運用可能な投資信託の種類が減ってしまいます。

5、ノーロード型投資信託は、特徴や注意点を理解した上で検討しよう!

 

通常の投資信託では、購入手数料と信託報酬・解約手数料の3種類が掛かってしまいます。

ノーロード型投資信託なら、購入手数料が掛かりません。

よって、コストを抑えられると思う場合もあるでしょう。

 

しかし、ノーロード型投資信託では、信託報酬が高めに設定されています。

つまり、高額を投資する時や長期で保有する場合は、信託報酬なども含めた総合手数料を考えた方がいいでしょう。

結果的に、購入手数料を支払わなかったノーロード型投資信託の方が、利益が少なくなることもあります。

それらを回避するためには、通常の投資信託とノーロード型投資信託の特徴や信託報酬の違いについて理解しておくといいでしょう。

資産運用でノーロード型投資信託を検討している場合は、これを参考にしてみてください。

 

investor X 編集部

将来を豊かに過ごすために、自己資金の資産運用が必ず必要になります。
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