星野リゾート・リート投資法人の人気の秘密と戦略

その他の投資

2019-1-30

資産運用をしていく上で「不動産」の存在は無視できません。
不動産は「投資の王様」と呼ばれるほど鉄板の金融商品で、古くから資産家たちは不動産投資で財を成しています。
不動産は価値が下がりにくく、企業の株のように価値がゼロとなることが基本的にないためです

しかし、投資初心者の方がいきなり不動産を購入するのはハードルが高いのも事実です。

不動産投資には大きな資産が必要ですし、ポートフォリオの割合を考えると他の投資信託や債権、株などとあわせてバランスよく組み込むべきです。

初心者の方が不動産投資を行いたい場合は、「リート(REIT)」を利用した不動産投資がおすすめです。
リートとは不動産投資信託と呼ばれるもので、簡単に言えば不動産投資を対象とした投資信託のことです。オーナーとなる「投資法人」が賃料などの得た利益を投資家向けに配当する仕組みです。

 

通常の投資信託と同様、投資単位を自分で決めることができるので大きな資産形成ができていない方でも購入することができます。
本記事では、リートの中でも今注目されている
「星野リゾート・リート投資法人」について解説します。

1、星野リゾート・リート投資法人とは

 

星野リゾートをスポンサーとする特化型リートです。
星野リゾートと言えば日本ではブランド化された総合リゾート施設です。
2013/7から上場し、全国にある星野リゾート関連施設56棟への不動産投資を行っています。

以下が1/25時点の投資口情報となります。

投資口情報
投資口価格 534,000円
時価総額 118,474.308百万円
分配金利回り 4.84%
出来高 458口

また、以下が5年間のチャートとなります。

 

利回りが右肩上がりで5%ほどの水準を維持しているのが分かります。
不動産投資の利回りの平均が4〜5%ということを考えるとおおむね水準通りのリートと言えます。

投資口価格も大きな変動は起こっていないので、比較的安定した銘柄と言えるので中長期投資に向いた銘柄と言えるでしょう。

ただし、投資口がおよそ530,000円と決して安くはないので、ある程度資産形成が完了している投資家でないと購入するのは難しいかもしれません。

2、星野リゾート・リート投資法人に投資するメリット

 

星野リゾート・リート投資法人に投資する最大のメリットはその堅実な利益率でしょう。

一般的に価格が下振れしにくい不動産投資のなかでも、日本で数少ないリゾート施設ということで優位性を得ることができます。

業績も以下の通り右肩上がりで、今後も継続した成長が見込めます。

DPUとは1口あたりの分配金を指します。

■2017年4月期 営業収益 44.6億円、経常利益 19.0億円 DPU 11,621円
■2017年10月期 営業収益 46.4億円、経常利益 20.6億円 DPU 11,959円
■2018年4月期 営業収益 55.4億円、経常利益 26.2億円 DPU 12,338円
■2018年10月期 営業収益 58.0億円、経常利益 28.3億円 DPU 12,778円
■2019年4月期 営業収益 58.1億円、経常利益 28.5億円 DPU 12,868円

 

年に二回、1口につき12,000円前後の分配金がもらえることから長期的な資産運用に向いていると言えます。

ただし、分配金には20%の課税が発生するので枠が余っている方はNISAを利用すると良いでしょう。

NISAとは少額投資非課税制度と呼ばれるもので、通常の証券口座ならば利益の20%ほどは課税しなければなりませんが、NISA口座ならば年間で120万円までの投資資金に対する利益が非課税となります。

星野リゾート・リート投資に限らず、個人で資産運用するならばぜひ利用したい制度です。

また、今は廃止されていますが、かつては株主優待があり、1口につき2,000円分の星野リゾート系列の宿泊割引券がもらえました。
人気の星野リゾートですから、今後株主優待が復活することになったら買い手が集まり価格が上昇する可能性もあるでしょう。

3、星野リゾート・リート投資法人の戦略

 

星野リゾートがリートを始めた理由は世界で成功しているホテルのロールモデルを参考にしたためです。
ヒルトンやハイアットは不動産の価値と運営側の能力を生み出す価値を切り分け、協力して相乗効果を出して成功してきました。

 

星野リゾートもリートを導入することで、不動産の価値を明確にし、運営側は運営のしくみ作りに注力できるようにしたのです。

投資家たちは不動産の価値を引き上げることに対してのみ意見をすることができるので、明確に役割を分担し、相乗効果を大きくする狙いです。

 

星野リゾート・リート法人のWebページには「本投資法人は、中長期にわたり、観光産業の中核となり、安定的な利用が見込まれるホテル、旅館及び付帯施設に対する投資を行います。

その中でも特に、長期的かつ安定的なキャッシュ・フローの確保が可能であると見込まれる施設に重点的に投資を行います。」と書かれています。

 

数ある星野リゾート関連施設の中でも選りすぐりの不動産にのみ投資していることが分かります。

リゾート産業全体で日本は世界的に注目されており、全国津々浦々で海外旅行者が増加傾向にあります。

星野リゾートが今後ブランド力を伸ばし、日本に冠たるリゾート施設となるならば本リートの価値は上昇していくことでしょう。

4、星野リゾート・リート投資家ブログ3選

 

星野リゾート・リートの投資に興味がある方は実際に投資をしている人のブログを参考にするとよいでしょう。

投資をする上で最も大切なのは「経験」ですが、こればかりは自分で時間をかけて取り組むことでしか得ることはできません。
しかし、他の投資家の投資記録や考察を読み解くことで擬似的に経験を得ることは可能です。

特に、初心者の方で慣れない資産運用を試みる場合は実際に運用している人のデータを見ることが一番の勉強になります。

星野リゾート・リート投資法人に実際に投資をしている方や銘柄分析を行っている方のブログを3つ紹介します。

(1)DESIGNNETA

 

 

 

星野リゾート・リートへの投資

星野リゾート・リート法人に7口投資している投資家さんのブログです。

星野リゾート・リート法人の概要の説明から株価の推移分析を記事にしています。

 

その他の資産運用として仮想通貨投資なども記事にしているので資産運用全体の勉強にもなると思います。資産運用以外にもパソコンなどのガジェットやロードバイク、コーヒーなど多岐に渡るコンテンツを発信しているので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

(2)なちゅの市川綜合研究所

https://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-12410418659.html

星野リゾート・リート法人の収益や配当金をあらゆる経済指標を用いて分析しています。

ブログの更新ペースが非常に高く、ほぼ毎日更新しています。具体的な資産運用の方法から個別銘柄の分析、世間話まで多くのトピックスを発信しています。

日常的に投資を行う方は参考にするとよいでしょう。投資の他にも時事ネタやご飯の情報も発信しているので気楽に読めるのも魅力です。

(3)First Penguin Blog

 

 

 

 

 

 

 

 

星野リゾート・リート投資法人投資証券:3287の銘柄分析−堅実な低LTVのホテル特化型J-REIT。分配金利回り4.71%。

Webディレクターとして働く方が高配当の株式投資で利回り4%を狙うブログです。

星野リゾート・リート法人の銘柄分析を行っており、分かりやすい説明で発信しています。他にも個別銘柄に対しての銘柄分析記事をアップしているので、株で資産運用をしていきたい方はぜひ参考にすると良いでしょう。

5、その他のホテルリート

星野リゾート・リート法人に関連して、その他のホテルリートも紹介します。

(1)ジャパン・ホテル・リート

2006/6に上場したビジネスホテル・リゾートホテルを対象としたリートです。

2019/1現在、株価80,000円前後で推移しているので低資金の方でも購入しやすいです。利回りは4.5%程なので星野リゾート・リート法人と大差はありません。

以下がジャパン・ホテル・リートのチャートとなります。

投資口価格は概ね80,000円前後、利回りは4.5%〜5.1%で推移しています。不動産投資全体に言えることですが、株価に大きな変動がないため安定資産としてポートフォリオに組み込むと良いでしょう。

(2)いちごホテルリート投資法人

2015年に上場したばかりのホテルリートです。宿泊主体・特化型ホテルやサービスアパートメントなど幅広い不動産に投資しているのが特徴です。2019/1時点で株価が141,000円前後、利回り6%前後と比較的好成績で運用できています。

以下がいちごホテルリート投資法人のチャートです。

2018年5月頃から利回りが上昇傾向にあります。かつて8%付近まで利回りが上昇した期間もあり、今後も伸びが期待できる投資法人です。

まとめ

星野リゾート・投資法人について解説しました。参考までに、日本の不動産投資全体の景気を表すJ-REIT指数は2009年、底値である800ポイントをつけアベノミクス相場の影響で2015年まで上昇相場となりました。

2015年には一時1900ポイントをつけたものの、2015〜17年は1700〜1900ポイントを前後するレンジ相場と相成ります。

 

そして、昨年の2018年は市場の不況と相反して右肩上がりとなりました。現在は2017年につけた1800ポイントまで回復しており、テクニカルで判断すると今年も上げ調子であることが予想できます。

加えて、今後は資産運用の多様化からリートを利用した不動産投資は活発になっていくことが予想されます。積極的に自分のポートフォリオに組み入れ、リスクを下げた資産運用を目指しましょう。

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