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企業価値と株価の関係とは?アクティビストファンドの実績

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2019-2-28

企業価値の高い会社は、株価は高くなるのは当然のことのように思われます。

今回は、企業価値と株価の関係についてお話します。

企業の評価方法を理解して、企業価値から割安の株を見つけて投資するのがおすすめです。

1、企業価値と株価の関係

 

株式投資の方法にバリュー投資という投資手法があります。

バリュー投資とはわかりやすくいうと株価が企業価値に比べて割安の会社の株式に投資する方法になります。

割安な株に投資をする方法になるので一般的に利益の出しやすい投資手法であるといわれています。

 

しかし企業価値についてみなさんはしっかり理解しているでしょうか?今回は、バリュー投資を行うのに必要な企業価値について詳しく説明していきます

2、企業価値と株価

 

企業価値と株価について説明します。企業価値と株価は密接な関係があります。

しかし企業価値=株価ではありません。企業価値と株価は似て非なるものになります。企業価値とは、その名のとおり会社の価値そのものです。

 

企業価値は、自己資本価値(株価×発行済株式総数)と負債の価値(有利子負債の順残高)を足したもので評価されます。

企業価値は、企業そのものの本質的な価値になるので短期間で大きく変化するものではありません。一方株価とは、1株当たりの価格のことをいいます。

株価を決める大きな要素は、企業の価値そのものである企業価値です。

しかし株価は企業価値だけで決められるものではありません。業界の情勢や国が発表する経済指標、為替レートなど企業価値とは関係ないものも株価を決める大きな要素になります。

 

外部的な要因や株式を売買する投資家の感情などで決まってきます。短期で大きく動くことがあることも特徴になります。

3、企業価値と時価総額

 

企業価値と時価総額の違いについて説明します。

時価総額とは、株価×発行済み株式数で計算することができます。

時価総額を払うことが出来れば、その企業を買収することが出来ます。一見すると、企業価値=時価総額に見えるかもしれません。しかし企業価値=時価総額ではありません。

 

時価総額分のお金があれば確かにその会社を買うことが出来ます。しかし外部的な要因の影響が強い株価に左右されるため企業価値とは違うのです。

企業価値が高いのに、市場ではあまり注目されずに割安な株価になっている会社はいくらでもあります。

また競争力がある優良企業なのに、一時的な原因で、売られすぎの割安企業もあります。時価総額はどうしても短期的にはランダムに動くので、必ずしも企業価値を表しているとは言えないのです。

4、企業価値の評価方法

 

この章では企業価値の評価方法について説明します。
企業価値の評価方法は、たくさんありますが、大きく分けて3つのタイプに分けることができます。

(1)コストアプローチ

企業価値の評価方法の1つ目は、コストアプローチです。コストアプローチとは、資産の価値からアプローチする方法です。このタイプには「簿価純資産法」や「時価純資産法」などがあります。

(2)マーケットアプローチ

企業価値の評価方法の2つ目は、マーケットアプローチです。マーケットアプローチとは、他社との比較に観点を置いたアプローチで、このタイプには「類似企業比較法(類似企業株価指標倍率法)」や「類似業種比較法(類似業種比準価額法)」などがあります。

(3)インカムアプローチ

企業価値の評価方法の3つ目は、インカムアプローチです。インカムアプローチは、収益からアプローチする方法です。「DCF法(割引キャッシュフロー法)」や「収益還元法」などがあげられます。

5、企業価値を高める方法とメリット

 

ここでは、企業価値を高める方法とメリットについて説明します。まず企業価値を高める方法は主に3つあります。

(1)企業価値を高める方法

①収益性の向上

企業価値を高める方法の1つ目は、収益性の向上です。売上を上げて利益を上げていくことは企業価値の向上につながります。利益を上げていく方法は、売上を上げることが真っ先に思い浮かぶと思います。しかし販売管理費などのコストを引き下げることも利益を上げることに直結します。

②投資効率の向上

企業価値を高める方法の2つ目は、投資効率の向上です。現金などの流動資産で資産運用を行う場合は、資産運用の効率を上げることが重要です。また不動産などの固定資産を持っている場合は、家賃収入と売却益が狙えるかどうかが重要になります。家賃収入が低調で売却益も狙えない場合は、固定資産税などとのバランスを考慮して売却することも選択肢になります。

③財務の向上

企業価値を高める方法の3つ目は、財務の最適化です。財務の最適化とは、負債の利用による収益性の価値の向上のことです。有利子負債の支払利息は、税務上損金扱いになります。

従って支払利息に税率を乗じた分、税金を支払わなくてすむわけです。借金には、あまりいいイメージはないかもしれませんがこのような活用も出来るのです。

次に企業価値を高めることによるメリットについて説明します。企業価値を高めることのメリットは2つあります。

(2)企業価値を高めることによるメリット

①銀行融資が受けやすくなる

企業価値を高める1つ目のメリットは、銀行融資が受けやすくなることです。銀行は融資を決める際に、現在の財務状況の他、企業の将来性や成長性を重視します。

企業の将来のキャッシュフローの価値を現在の価値に置き換えた企業価値は、企業の将来性を計るうえで重要な指標になります。

②M&Aがしやすくなる

企業価値を高める2つ目のメリットは、M&Aがしやすくなることです。

M&Aをする際の重要な指標になるからです。M&Aを有利に進めることが出来ることは、多額の資本金の獲得や従業員の雇用を守ることに繋がります。

6、企業価値向上の考え方と取組企業例

 

この章では、企業価値を積極的に高めることを実践している企業を2社紹介します。

(1)企業価値を積極的に高めている企業:リコー

企業価値を積極的に高めている企業の1社目は、リコーです。

リコーは、ROE向上の取り組みを重視しており株主への還元を重視ている会社となります。ROEを高めることは結果的に株価を高めることにもつながり安定した経営を実践しています。

(2)企業価値を積極的に高めている企業:ローソン

企業価値を積極的に高めている企業の2社目は、ローソンです。ローソンは、FC(フランチャイズ)の収益拡大に努めています。収益を重視した出店を重要な経営課題に入れています。

 

既存店は、一般的に収益が落ちがちですが、ローソンは積極的に既存店の収益を拡大に取り組んでいます。収益拡大を行うことは、企業価値の向上につながるため企業価値を重視ている企業ということが出来ます。

7、アイアンオックスの企業価値向上の取り組みと利回り

アイアンオックス

アイアンオックスは、アクティビストファンドです。

アクティビストファンドとは、簡単にいうと「物言う株主」が運用するファンドのことです。

2000年代に村上ファンドが日本でも話題になったのでご存知の方も多いのではないかと思います。

アクティビストファンドは経営に積極的に口を出し、企業価値を上げていきます。割安な会社に投資をして株価を上げることを目的としたファンドと言い換えることが出来ます。

 

このような方針で運用をしているので当然運用実績は、すこぶる良好なものになります。

アイアンオックスのアクティビストファンドの実績は下記のようになります。

 

1月~3月 4月~6月 7月~9月 10月~12月 トータル
2016 0% 13.60% 21.30% 10.36 45.26%
2017 6.30% 3.52% 9.94% 7.33% 27.09%
2018 -0.15% 14.83% 6.73% -2.99% 18.42%

まとめ

今回は、企業価値について説明しました。企業価値を高めることは結果的に株価を上げることに繋がります。

企業価値向上に積極的に取り組んでいる企業に投資することによって株式投資の成績は大きく向上するはずです。

 

もし自身で企業価値を見極めるのが難しいのであればアイアンオックスのようなアクティビストファンドを積極的に利用することをおすすめします。

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