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ヘッジファンドの平均的な利回りとプロの運用方法

株式

2018-9-10

資産運用で投資を考えるなら少しでも利回りのいい投資先を選びたいと思うものですが、「ヘッジファンド」と聞くとどのようなイメージを持たれるでしょうか?

 

「ハイリスク・ハイリターンで利益を徹底的に追求する」「世界の経済危機を引き起こした元凶」「富裕層のみを相手にしている」など、どちらかと言えば一般的にあまりいいイメージのほうが少ないかもしれません。

しかしこれらはメディアなどから伝わる一部のファンドにより作り上げられたイメージです。

この記事ではヘッジファンドの本質や平均的な利回り、運用方法について説明していきます。

 

1、そもそもヘッジファンドとは?

 

ヘッジファンドとは投資のプロ(ファンドマネージャー)に資産の運用を代行してもらうことで、出資者の資金を増やすことを目的とした資産の運用方法です。

 

しかしこれだけなら普通の投資信託と変わりありませんが、違いは投資信託が公募で出資者を募集するのに対し、ヘッジファンドは私募で出資者を募ることです。

また、投資信託が一口1万円程から出資できるのに対し、ヘッジファンドは出資金が一口数百万円から数億円に設定されているため、機関投資家や富裕層などが募集の対象になります。

 

さらにヘッジファンドのような私募ファンドは、メディアやホームページなどを利用した宣伝活動は行いません。

ヘッジファンドの「ヘッジ」とは”リスクヘッジ”のことで、直訳すると”リスクを回避する”という意味になります。

つまりヘッジファンドはリスクを回避しながら資産を運用する投資のプロということになります。

また、ヘッジファンドの歴史は1949年にアルフレッド・ジョーンズが始めたビジネスモデルが原型です。

2、ヘッジファンドにおけるプロ(ファンドマネージャー)の運用方法とは?

 

第1に投資信託は資産の運用方法が限定されますが、ヘッジファンドの資産運用方法にはほとんど限定がありません

 

また、ヘッジファンドの資産運用における投資の方法にはポジションの買いと売りを両方持つロング・ショートや、買いと売りを同額一度に保持して、相場の状況によってどちらかを利益確定する、マーケットニュートラル(両建て)、相場が下落した時にロング(買い)でポジションを持ち、相場が上昇したら利益確定(ショート)するタイミング手法などがあります。

 

ヘッジファンドは、金融デリバティブを活用して投資をします。

そのため、買いだけではなく売りも行いますので、相場が上昇、下落のどちらであっても利益を得られる可能性があります。

 

ヘッジファンドはこのような投資手法を使いつつ、どのような状況でも利益を追求する”絶対利益追求型の資産運用”を行うことです。

たとえどんなに世界的な不況や市場の景気が悪くても、ファンドマネージャーは経験や知識・資金力・取引手法など、あらゆる方法を駆使して利益を追求した運用方法を行います。

 

第2に”成果報酬を収益の基本とした運用方法”を行うことです。

投資信託は販売手数料を主な収入源としているので、運用の成果は関係ありませんが、ヘッジファンドは投資家から集めた資金をファンドマネージャーが運用し、成果が出なければ収益をあげることもできません。

つまり資産を増やしたい投資家とヘッジファンドは常に同じ目的(成果を出すこと)に向かっているので、利害関係が一致しているという特徴があります。

 

第3に”運用者出資”があります。運用者出資とはファンドマネージャーなどの運用者が自らヘッジファンドに出資をしているということです。

先程述べた成果報酬による収益に加えて、ファンドマネージャー自ら出資をするということはさらに投資家と利害関係が一致することになり、同じパートナーとしての信頼関係を築くことにつながります。

 

このように資産の運用結果にこだわるという点ではヘッジファンドを利用する投資家にとってこれ以上ないパートナーになり得ます。

3、ヘッジファンドのメリットとは?

 

ヘッジファンドのメリットには「ハイリターンが期待できる」「投資のプロに運用を一任できる」「ファンドマネージャーの専門性」といったことがあります。

大切な資産を投資で運用するにはどれだけ高リターンであるかがポイントになりますが、ヘッジファンドはまさにその点で最も優れていると言えます。

不動産などで投資をした場合、リターンは年間2~3%程から、高くても7%前後です。しかしヘッジファンドのリターンは一般的に年利15%前後と、圧倒的に優れています。

 

次にヘッジファンドは投資家がファンドマネージャーに運用を一任できるというメリットがあります。

株式やFX、投資信託などを運用するには値動きなどを常に意識しながら売買のタイミングを見なければなりません。そのため、仕事などで時間的な制約がある場合は、売買のタイミングを逃して損失を大きくしてしまうことも考えられます。

しかしヘッジファンドは投資時期の判断を含め、すべてを一任することになるので、売買のタイミングを見逃すこともありません。また、運用を任せるのは投資のプロであるファンドマネージャーなので安心して一任できるというメリットがあります。

 

このヘッジファンドのファンドマネージャーは、資産運用についての高い専門的知識や経験を持つ投資のエキスパートで、世界的に有名なファンドマネージャーになると年収は1,700億円程にもなります。

ヘッジファンドは組織としての情報力や高い資金力に加え、このような投資のエキスパートであるファンドマネージャーの能力をフルに活用して資産運用を行い、常にハイリターンを目指します。

4、ヘッジファンドのデメリットにはどんなことがあるのか?

 

ヘッジファンドのデメリットとして、まず日本ではヘッジファンドへの投資自体が難しいことがあります。

日本にもヘッジファンドはありますが、その数が少なく、ヘッジファンドで投資を考えるのであれば、海外も含めて検討する必要があります。

 

ヘッジファンドは一般に投資家を募る公募ではなく、私募になるため、海外のヘッジファンドに投資をするには特定の条件をクリアしなければならないという欠点があります。

次にヘッジファンドは流動性や換金性が低い傾向があるため、解約するための制限がかかる場合があります。

解約ができなければ換金もできなくなり、また、相場が極端に変動した場合は通常の解約期間より長い期間換金ができない可能性があります。

 

ヘッジファンドで投資をする場合はファンドマネージャーに運用を一任することになり、さらに情報の開示も制限されるため、一般的に投資の中身を知ることができません。

そして何よりもヘッジファンドはファンドマネージャーに資産の運用を任せるので、”マネージャーリスク”が伴うということです。

一任するファンドマネージャーが何らかの理由(病気や退職など)で運用ができなくなった場合、ヘッジファンドそのものが機能しなくなる可能性があるというデメリットがあります。

5、ヘッジファンドの平均的な利回りはどれ位なのか?

 

アメリカや香港などの有名なヘッジファンドの平均的な年間利回りは15%から20%と言われており、これが利回りの世界基準とされています。

ファンドの優秀さを決めるのはこの利回りですが、さらにこの利回りを決定づける要素がファンドの持つ資金量です。

世界的に知名度があるヘッジファンドになると、その資産の総額は数千億円から数兆円になります。

 

ちなみに日本国内にもヘッジファンドは存在します。

国内のヘッジファンドの平均的な年間利回りは10%前後ですが、高いところでは27%程のところもあります

6、ヘッジファンドの利回りと運用方法~まとめ~

 

ヘッジファンドの運用方法は相場の状況や動向に左右されず、絶対収益を追求する投資手法が特徴です。

そのため、ハイリターンが期待できて利回りも投資信託など、他の投資に比べると高利回りです。

 

しかし、投資のすべてをファンドマネージャーに一任することから、投資の中身が見えづらいということやマネージャーリスクも考えられます。

また、一見どんなに優れた投資方法でも必ずリスクが伴いますので、これから投資を考えている方は是非これらの記事を参考に資産運用を考えて下さい。

investor X 編集部

将来を豊かに過ごすために、自己資金の資産運用が必ず必要になります。
そこで、今有望な投資先として注目のヘッジファンドやアクティビストファンドについてもわかりやすく、みなさんの疑問にお答えしていきます。
あなたにピッタリの投資方法探しのお手伝いができましたら幸いです。

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