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グロース株とバリュー株の違いと資産運用のポイント

株式

2018-9-28

これから株式投資に挑戦しようと考えている人は多くいるでしょう。

そのような人は、株式投資にはいくつかの決まった手法や考え方があることを、あらかじめ学んでおくべきです。

これらについて学ぶことは、偉大な先人たちの考えを学ぶことにもつながり、株式投資をする際には大いに役立つでしょう。

なかでも基本となる考え方が、グロース株やバリュー株についてです。この2つの考え方は、株式投資の基本中の基本といっても過言ではありません。

 

ウォーレン・バフェットやベンジャミン・グレアムなど、投資の神様と言われる人たちは、これらについて研究を重ね、実践して利益を出してきたといわれています。

以下ではグロース株やバリュー株の違いから、実際に資産運用する際のポイントなどを解説しています。ぜひ参考にして下さい。

1、グロース株とは

 

グロース株は、将来的に価値が上昇すると予測された株式のことです。

革新的な経営戦略や、他に類を見ない高い技術力などを備えた企業は、株価が将来的に上昇すると判断されます。

グロース株は大きな利益を生み出すことがあるので、投資家たちからは人気があるのです。

 

専門的な知識がなくても、企業が発表する投資家向け情報などからグロース株を見つけることは可能です。

企業の売上や利益が決算ごとに拡大している場合、将来的に成長が続くと予測ができます。

その一面だけ見ても、このような企業の株は、グロース株の特性を備えていると考えて良いでしょう。

しかし、業界自体の成長が見込めない場合は、成長が見込まれる企業の株式であってもグロース株と呼ばれないケースもあります。

 

一方でグロース株には、明確な判断基準がないことから、見る人によっては、意見が異なることもしばしば起こります。

その結果、一部の投資家から過大評価をうけることもあり、同業他社の株価より割高となる可能性もあるでしょう。

グロース株に投資をする時は、その価値が本物かどうかを見極める目が必要となるのです。

 

グロース株の代表的な例として、一時期のIT業界の株が挙げられるでしょう。

IT株は、数年で何十倍にも価値が膨らんだことがあります。

そのため一攫千金を狙う投資家の間では、グロース株として人気がありました。このことからも、グロース株は、株式市場において投資家の注目を受けやすい株だといえます。

2、グロース株式投資のメリットとデメリット

 

グロース株のメリットは、その価値が急に高騰する可能性が高いということです。

一度、株価上昇の軌道に乗ると、株式市場で投資家から注目を集めることになります。

上昇傾向にある銘柄は投資家から人気が出るため、さらなる株価高騰へつながることもあるでしょう。

グロース株式投資は、企業の成長性を見込んで投資する手法です。

そのため、財務情報など企業のバックボーンを細かに調査する必要はあまりないかもしれません。

そのような作業を面倒だと思う方にとっては、グロース株式投資が向いているといえるでしょう。

 

一方のデメリットは、大きな損を出すリスクが高いこと。

グロース株は、企業の成長に対する期待値が、株価上昇の原動力となります。

つまりある意味では、漠然とした要素によって成り立っているのです。

そのため、少しでも悪い条件やスキャンダルが発覚した場合は、あっという間に株価が暴落する可能性をはらんでいるといえるでしょう。

このリスクを回避するためには、市場動向を逐一チェックしておかなければならず、時間に融通がきかない会社員などには、あまり向いていないかもしれません。

3、バリュー株とは

 

バリュー株は、別名「割安株」ともいわれており、現在の価値が低く見積もられている株式のことを指します。

株式の価値が低く評価される要因は、将来的な企業の成長に期待できない、売上アップが見込めない、企業自体の知名度が低いなどさまざまです。

バリュー株を見極めるためには、その企業の株式価格の正しい水準を見抜かなければいけません。その水準より現時点の株価が低い場合、バリュー株と判断できるからです。

 

株価の水準を見極め、バリュー株かどうかを判断するには、経済学者のベンジャミン・グレアムが唱えた投資方法を参考にすると良いでしょう。

まず対象となる企業の流動資産に注目します。流動資産とは、土地や建物といったいわゆる固定資産の対になる概念です。

そして原則、1年間のうちに回収が可能な資産であると考えてください。

次に、その流動資産から総負債額を差し引きます。さらにその3分の2に当たる金額が、企業の本質的な流動資産となるのです。

あとは、導きだした本質的な流動資産と株価の時価総額を比べた時、時価総額の方が低ければ、その企業の株はバリュー株といえます。

 

バリュー株を購入した後は、自分で判断した水準まで株価が戻ることを待つことになるでしょう。

ただし、バリュー株は値動きが鈍いのも特徴の一つ。そのため長期的に根気よく保有し続ける必要があります。

4、バリュー株式投資のメリットとデメリット

 

バリュー株式投資をするときのメリットは、もともとの株式価格が低いということです。

最初から価格が低いバリュー株は、買った後に大きく値下がりするリスクが少なくて済みます。

また、株式市場における価値が低いということは、投資家からあまり注目されていないことにつながります。

そのため、急激な値動きが起こりにくく、常に市場状態をチェックしておく必要がないため、資産運用の手間が少なくて済むのです。

 

デメリットは、そもそもバリュー株式を見極めることが難しいということ。先述したベンジャミン・グレアムの投資方法から分かる通り、ある程度の公式は存在しますが、確実とはいえません。

そのため、安価で購入した株式が、その先ずっと安いままというパターンは、十分ありえるのです。

5、グロース株とバリュー株の共通点と相違点

 

グロース株式投資では、将来的な企業の成長を見越して株式を買います。

一方のバリュー株式投資では、現在の株価が、何らかの理由で本来あるべき水準より低いと判断した場合に買うのです。

どちらの手法でも、株価の価値が向上することを長期間待つという点では、同じと言えるでしょう。

 

このように基本が似ているグロース株とバリュー株ですが、利益の出方には相違点もあります。

2つを比較した時、グロース株式投資の方が、短期間に大きな利益を出すパターンが多くなるでしょう。

ただし急な株価上昇がある代わり、限界まで至った際には、急激な暴落の可能性もあるので注意が必要です。

6、超長期スパンではバリュー株

 

グロース株とバリュー株では、どちらが資産運用に適しているのでしょうか。

この疑問の答えを出すためには、理想的な資産運用について考える必要があります。理想的な資産運用とは、できるだけ損をしないで、利益を出し続けることだといえるでしょう。

 

その点バリュー株式投資は、毎年少しずつ利益を出すことで、複利効果によって将来的には大きな資産を残すことができる投資方法だと言えます。

またグロース株式投資とバリュー株式投資は、どちらも株式を長期保有する投資方法です。

しかし10年や20年という超長期保有を視野に入れたときには、グロース株式投資よりバリュー株式投資の方が適しているといえるでしょう。

 

7、未来を予測するグロース株式投資はギャンブル

 

グロース株式投資は、企業の成長を予測して株式投資をする方法です。

未来というのは基本的に予測が不可能なので、ある意味ギャンブル性の高い投資方法だといえるでしょう。

そのためグロース株式投資は、大きく利益を出すことができる半面、大きな損を出すリスクも抱えることになります。

 

しかし、グロース株式投資で利益をだしている人がいることも事実。そのような人たちは、投資のプロフェッショナルであるか、もしくは専門家が資産を運用する投資ファンドを利用しているケースが多いようです。

8、自分にあった株式投資を見つける

 

株式投資は、大別するとバリュー株式投資とグロース株式投資の2つに分けられます。

どちらも一長一短がある投資手法であるため、一概に優劣はつけられません。自分に合った投資スタイルを見つける必要があります。

ただしグロース株とバリュー株を両立することは、難しいかもしれません。

グロース株式投資はいわば攻めの投資方法であり、バリュー株式投資は守りの投資方法だからです。

株式投資の初心者は、まず最初はどちらの投資方法も学び、その後、自分にあった手法を確立すると良いといえるでしょう。

 

investor X 編集部

将来を豊かに過ごすために、自己資金の資産運用が必ず必要になります。
そこで、今有望な投資先として注目のヘッジファンドやアクティビストファンドについてもわかりやすく、みなさんの疑問にお答えしていきます。
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