• ホーム
  • 株式
  • 大事な資産を守るためにバブル経済がこのまま上昇するのか見極める方法3つ

大事な資産を守るためにバブル経済がこのまま上昇するのか見極める方法3つ

株式

2018-11-24

バブル経済の崩壊が起こると株価は軒並み暴落し、投資家たちは多額の損失を被ることになります。

このような時に、現在の株式市場がバブルか否かを見極めることができれば、暴落による多額の損失を避け、大切な資産を守ることができるでしょう。

しかし、果たしてバブル経済かどうかを判断することなどできるのでしょうか?

率直に言うと、バブルなのか否かを確実に判断する指標は見つかっていないのが現状です。

もしバブルかどうかを判断する指標が存在するのであれば、指標の値が危険域に少しでも達すれば投資家はすぐに株を売ってしまいますからバブルなど起こりもしないでしょう。

今回の記事では、過去の経験からバブル経済が崩壊する時に起こりやすいと言われている現象を、バブルの動向を見極める3つの方法としてまとめています。

ご紹介する3つの方法のいずれかまたは複数が起こることで、バブルが上昇していくのか崩壊に向かうのかの参考にすることができます。

1、バブル経済とは一体何なのか?

バブル状態が今後も継続していくのかどうかを判断する方法をご紹介する前に、まずバブルとは一体どのような状態なのかをご説明しておきます。

ぼんやりとではなく具体的にバブルについて知っておくことで、説明が理解しやすくなりますし、理解することでよりリスク回避をしやすくなれます。

バブルとは「泡」のことです。

石鹸を泡立てると泡はどんどんと膨らみ、本来の体積よりも何倍も大きくなります。このように実体よりも見せかけだけが膨れ上がった状態をバブルと呼ぶわけです。

 

資産投資におけるバブル状態とは、何らかの要因によって投資家たちの投機熱があがり株の本来の価値よりも価格が何倍にも吊り上がった状態のことを言います。

過去の日本のバブルで最も有名なのが1980年代に起きた財テクブームでしょう。

この時代は土地を購入したい人が多かったこともあり、土地が上昇し続けるという「土地神話」が信じられていました。

そのため企業のみならず個人までもが、こぞって銀行からお金を借り土地に投資することに熱狂していたのです。

土地価格は高騰を続けた結果、バブル絶頂期の頃は東京23区の地価とアメリカ全土の地価が同じという異常な状態だったのです。

また銀行からの融資を受けやすい時代背景もあり、株式市場への投資も活発化し株価も軒並み右肩上がりで上昇していきました。

しかし、バブルは永遠に続くものではなく、本来は実体の無いものなので必ずどこかでパチンと弾けて崩れ去ってしまうものなのです。

2、バブル崩壊を引き起こす要因

 

過去世界中で何度もバブルの崩壊が起こりましたが、バブル崩壊が引き起こされる要因は様々で、バブル崩壊が起こるのを予測するのは極めて困難です。

例えば、1985年代の日本におけるバブル崩壊は日本政府の総量規制と呼ばれる政策を引き金に起こりました。

総量規制とは過熱し過ぎた資産価格を抑えるために、銀行に対して土地購入目的の融資を引き締めさせることを目的に行われた政策です。

 

結果として投資家たちが一斉に売却にはしり、土地価格や株価は急降下しバブル崩壊を迎えてしまったのです。

最近ではリーマンショックが記憶に新しいですが、これは過熱した住宅バブルを抑えるためにアメリカの中央銀行が金利を引き上げたことによって、住宅価格が下落したことを発端にバブル崩壊を迎えました。

 

また2000年頃には日本でITバブルの崩壊がありました。

ITバブルは将来性が見込めるIT関連の株に投資家たちがこぞって投資をしたことで起きたバブルで比較的短期間でバブルの終焉を迎えています。

ITバブルが崩壊した決定的な理由というのは無いと言われ、高騰した株価やIT関連株の業績や財務状態など様々な懸念材料を理由に投資家の投資熱が冷め終焉に向かったのです。

3、投資に興味の無かった一般の人まで株式投資に参加し始める

 

上記で述べたようにバブルが上昇していくのか、崩壊に向かうのかを予測することはできませんが、過去のバブル崩壊の例から、バブル崩壊前に共通して多くみられる現象があるのでバブルの動向を見極める方法の1つとして参考にして見て下さい。

 

過去には株式市場で多くのバブルが起こってきましたが、その多くでバブル状態が過熱した時には普段は資産投資に興味が無い一般の人まで投資に参加し始める現象が起きます。

なぜバブルが過熱すると興味の無い人まで投資に参加し始めるのでしょうか?

バブルということは右肩上がりで株価が上昇を続けている状態ということです。

そうすると、当然株で儲ける人が増加するのでそういった人がメディアで取り上げられたり、また現在の市場の好況さや投資をすれば儲かるといった話題がもてはやされるようになります。

 

その結果、投資知識の無い一般の人が儲かりそうだからという理由で次々と資産投資に参加し始めるのです。

しかし、一般の人が参加し始めた時はバブルが崩壊する直前、つまり株価が絶頂期である場合が多く、新規参入者の大半は大きな損失を抱えてしまうことが多いと言われています。

もし、株で大儲けした人や今株に投資すれば儲かるといった話題がメディア等で連日取り上げられているのであれば警戒をするべきかもしれません。

4、過去に前例がないことが多く出現する

 

バブルは投資が過熱しすぎている状態なので様々なところにその歪みが現れます。

例えば、株価の史上最高高値の連日更新や、PER(株価収益率)PBR(株価純資産倍率)などの株式指標の過去平均が大きく乖離したりする現象が見られることがあります。

また株関連だけではなく、その他に目を向けておくこともバブル崩壊の予兆を知るのに有効になるかもしれません。

先程も説明しましたが、1980年代に起こった日本のバブル崩壊は東京23区の地価がアメリカの地価と同じ位になっており明らかに異常な数値でした。

 

ITバブルの時は、通常であれば企業の業績を考慮して投資している投資家も、IT関連の企業であれば将来性があるという憶測だけで業績をあまり考慮せずに投資をする傾向がありました。

バブル状態を一歩離れて客観的に見てみると、明らかに異常なことが多く起こっています。バブルは崩壊するまでそれがバブルだったと気づくのは難しいと言われます。

もし、常識的におかしな兆候が沢山見られるのであれば注意をしましょう。

5、株価が急激な上昇をし始めたら注意する

 

必ずしもそうとは言えませんが、バブル崩壊前には急激に株価の上昇が見られることが多くあります。

具体的にはバブルが起き崩壊するまでの株価の動きは、最初は緩やかな上昇のカーブを描いてから、急激に価格が跳ね上がっていき、その後一気に急落するという動きをすることが多いと言われています。

 

いつもこうなるわけではなく、緩やかに同じような感じで上昇を続けていても突然暴落が始まることもありますので一概には言えませんが、一つ言えることは急激な株価の上昇が連続して起こったら注意をすることです。

急激に株価が上昇しているということは、まさしく多くの投資家たちが熱狂して投資をしているということであり、そういった状態はバブル状態である可能性が高くなるのです。

株価の上昇角度が上がり始めたと感じたら、一旦冷静になってみる必要があるでしょう。

6、バブル経済が上昇していくのかは全体を俯瞰して判断すること

 

バブル状態が当面続くのかそれとも終わりを迎えそうなのかは、一部を見るのではなく全体を見渡して判断することが非常に重要です。

目先の利益や投機熱に翻弄されてしまっては混乱してしまうだけです。

その判断材料としてここまで説明した3つの方法、一般の人が大勢資産投資に参加し始めているかどうか過去に見られなかったような動きが沢山出現しているかどうか急激な株価の動きがあるか、などを参考にされると良いでしょう。

バブルの動向を見極めることは難しいですが、視野を広く持つことでより対応できる可能性は高まっていきます。

investor X 編集部

将来を豊かに過ごすために、自己資金の資産運用が必ず必要になります。
そこで、今有望な投資先として注目のヘッジファンドやアクティビストファンドについてもわかりやすく、みなさんの疑問にお答えしていきます。
あなたにピッタリの投資方法探しのお手伝いができましたら幸いです。

関連記事一覧